検索窓
今日:5 hit、昨日:17 hit、合計:355,288 hit

168. ページ19

Aは森の奥へと足を進めていくと、一本の木に何者かがもたれかかっているのが見えた。



それは間違いなく、黒魔道士ゼレフだった。



ゼレフはAの存在に気がついたのか、顔をあげた。



ゼ「君はっ」



ゼレフはAの顔を見て、何やら驚いていた。



ゼ「君は、Aだね?」




『!?……なぜ私の事を知っている』




ゼ「君はあのアクノロギアに愛された唯一の人の子……



会いたかったよ、A……」




Aはゼレフに抱きしめられていた。




ゼ「こうして抱きしめられるのは君くらいしかいない……」




『は、なせ!!』



Aはゼレフを押し、距離をとる。



『黒魔道士ゼレフ、今すぐこの島から立ち去れ!』



しかしゼレフはAの話しは聞いておらず、独り言のように何かを呟いていた。




ゼ「ようやく、ようやく出会えた……



僕の力が通用しない唯一の存在……」




ゼレフの目からは涙がこぼれ落ちた。




『泣いてる、のか……?』



ゼ「ずっと君に会いたかった……だから、今はこのままで……」



Aはゼレフに抱きしめられたままその場でじっとしていた。




その時だった__________




ドクンッ



『っ!?_____』



抱きしめられていたAは途端に気を失ってしまった。



ゼ「これで、ずっと一緒にいられる……



この時代はもうすぐ終わりを迎える、でも安心して、君をちゃんと連れて行ってあげるから」




Aは気を失ったまま、その場に寝かされた。




ゼレフはその横でAを愛おしそうに眺めていた。

169.→←167.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
275人がお気に入り
設定タグ:フェアリーテイル , 最強 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

彼岸花 - やっと理想の夢主に会えました。嬉しいです。美人でクールな夢主最高です。更新楽しみに待っています。頑張ってください。 (2018年7月9日 0時) (レス) id: de119b5cb8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年7月7日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。