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169. ページ20

気を失ったAは夢を見ていた。



それはアクノロギアと初めて出会ったときの記憶__________



幼いAは物心がつくまえから両親も住む場所も存在しておらず、色々な町を出向いては盗みをして生きながらえていた。



そんなあるとき、Aが住処としていた町が一体の黒い竜に破壊されてしまった。




Aは楽しげに破壊を続ける竜を見て、興味本位で近づいた。




その竜はAに気付くと、破壊をやめた。




なぜかというと、その少女があまりにも汚れ、醜く、そして美しかったからだ。




竜ははじめて人間に言葉を発した。




ア「小娘、名はなんと言う」




『A、貴方は?』




ア「我の名はアクノロギア、この世界を終わりへと導く者」




『アクノロギア……』




ア「我はお前を気に入った。お前は今日から我の娘だ」




その竜はなんとも強情で強引だった。しかし、Aはそんな竜に喜んでついていった。




それからしばらくの年月が経ち、アクノロギアはAに自身の力を身につけさせた。




完全にとはいかなかったものの、Aの内に秘めた力は膨大で、すぐにその力を受け入れることができた。




ア「我が娘よ、お前はいづれ我の後に次ぐ竜になる。



この世界で最も強く、力に溢れたドラゴン、それが我らなのだ」




『私もドラゴンになるということですか?』



ア「そうだ、お前の力は虫けら共とは違う。



我の愛しき娘よ、力だけを求めて生きるのだぞ______」




この時からだろうか、父親であるアクノロギアを敬愛していたAは次第に父親のやり方は間違えていると思い始めた。




そして、翌朝目を覚ますと、そこにアクノロギアの姿はなかった。




必死で探したが、もうどこにもいないようでAはまた一人になってしまった。




そんな時、フェアリーテイルのマスターであるマカロフがAを拾い、これまでの経緯を聞き、フェアリーテイルに招き入れた。




フェアリーテイルに入った後も、アクノロギアの事を思い出しては涙を流していた。

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設定タグ:フェアリーテイル , 最強 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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彼岸花 - やっと理想の夢主に会えました。嬉しいです。美人でクールな夢主最高です。更新楽しみに待っています。頑張ってください。 (2018年7月9日 0時) (レス) id: de119b5cb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年7月7日 23時

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