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122. ページ23

その翌日___________



朝からAは太宰に呼び出され、どこかの地下駐車場に来ていた。



『太宰さん?そろそろ説明してほしいんですが、一体誰を待っているのですか?』



太「Qが解き放たれた今、私達には更なる力が必要だ。



そこで、内務省異能特務課の力を借りようと思っている」



『特務課と?』



太「私の知り合いに一人、内部の者がいてね、きっと君も知っている人物だよ」



その時、一台の車が目の前で停まり、中から三人ほど現れた。



その中の丸眼鏡の学者風の出で立ちをしている青年が太宰に話しかける。



?「何年ぶりですかね、太宰君?連絡を貰ったときは驚きましたよ」



異能特務課の坂口安吾だった。



太「やぁ、安吾!元気そうじゃないか!」



太宰は安吾に近づくと、安吾の腰についていた銃を奪い、安吾に向ける。



太「よく来たねえ安吾、どうして思ったんだい?私が君をもう許していると」



『だ、太宰さん?;』



Aは状況が理解できず、困惑している。



安「……」



安吾は銃を向けられたまま何も云わない。



太「……何てね。どうせこれも弾を抜いてあるのだろう?」



安「ご用件は?」



太「フッ……Aちゃん、君は探偵社に戻っておきたまえ」



『え、あ、はい』



安「A?まさか貴方は中島Aですか?」



『そ、そうですが……』



安「弟さんには会えましたか?」



『な、何故それをっ』



安「何故と云われましても、貴方を拾ったのは私と種田長官ですよ。忘れましたか?」



『あ……』



そうだ、両親を失い、葬式が終わった後すぐ、私は異能特務課に拾われたんだ______



確か、その日は雨で、相手も傘を差していたのでよく顔は覚えていない。



でも声は確かに聞き覚えがあった。



『貴方でしたか……その節はどうも』



安「いえ、貴方ほどの異能力者を野放しにして非合法組織にでも入られたら困りますから。



いつか貴方の様子を伺おうとは思っていました。また様子を見に来ますね」



太「では安吾、二人でドライブでもしようじゃないか」



安吾は太宰に連れられていった。

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華鈴 - 初めまして!題名に惹かれてやってきました!最初から見ましてけど、内容が分かりやすくて、読みやすいです(*`д´)b OK!頑張って下さい(。-`ω´-)ぅぃ (2018年8月10日 10時) (レス) id: c313831c97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月9日 14時

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