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それから時間が経ち、中也から連絡が入った。
森「中原君からかね?」
『ええ、きっと先程の件の報告でしょう
……もしもし赤瀬です』
中「襲撃は失敗だ」
『でしょうね、それで?』
中「尾行はつけてるが、恐らくは……」
『だ、そうですが首領』
スピーカーにしていた為、首領にも話しの内容は聞こえていた。
森「いいよ、予定通りだ。
それで?刺客の服につけた放射性追跡元素は?」
中「反応は良好です」
『そこが探偵社の隠れ家よ』
森「三組織の内、生き残るのは一組織だけ
戦う以外に勝呂はない
……もちろん最後に残るのは我々だ、結末が今から楽しみだよ
_____________三組織異能力戦争だ」
首領とAはこれから起こる戦争にわくわくが止まらないというような顔をする。
森「赤瀬君、君も中原君と一緒に探偵社に乗り込んでもらえるかな?」
『いいのですか?中也単独でも十分な戦力であると思われますが』
森「別に探偵社を殲滅するわけじゃない
我々は効率のよい方法で事を進めていくだけ
そのためならば手段を選んでいる場合じゃない、わかるね?」
『……念のための忠告ですが、あれを解放すれば相当な犠牲者が出ます
よろしいのですね?』
森「構わないよ、それが今の最適解だからね」
『かしこまりました』
Aは首領室を後にし、地下に向かった。
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時