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95. ページ8

紅葉が鏡花を連れ戻しにいったその夜、首領室ではテーブルいっぱいにケエキやら甘いものが沢山のっていた。



その全てがエリス嬢の為用意されたものだ。




Aはそのケーキの量よりかは、このケーキを買うために使った予算のことを心配し頭を抱えている。




森「ねえエリスちゃん……食べ過ぎは体によろしくないよ?」




首領も流石にこれはまずいと思ったのかエリスを止めに入る。




エ「なんで?甘いは正義」



森「そうだけどぉ……(Aちゃんの顔が青から白に変わっていってしまってるんだよね……)」



エ「前にリンタロウが買ってきたドレス、着てあげてもいい」



森「え!」




その瞬間、首領の顔つきが変わる。



『首領?』




森「おかわりいる?」




『首領!』




首領の手には新しいケエキが。




エリスを見て阿呆面になっている首領を見て、Aが後ろから圧をかけている。




その圧に耐えかねたのか、首領がAに謝る体制に入る。




森「いや、ごめんなさい…エリスちゃんがあまりにも可愛くて


い、いや、だからね?ほら……反省しているから、その金棒しまってくれないかな?」




『これ以上私の仕事を増やさないでください、いいですね?』



森「はい」



首領は仁王立ちで鬼の凶相で立っているAの前で正座をしていた。



これではどちらが上なのかわからない。

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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