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Aは生き残っている構成員達に指示を出す。
『掃除班は今すぐ死体を運んでください
他の手の空いているもので街の見回りをお願いします
組合の者を見かけたら速やかに報告を
負傷者がいる場合、すぐに本部の医務室にて治療してきてください』
Aの的確な指示で構成員達は素早く動く。
中也とAはその後の後処理を部下に任せ、本部にて首領に報告をしに一度帰ることにした。
中「A、俺は部下達の様子を見てくる
首領には後で報告に行くと伝えてくれ」
『ええ、わかったわ』
そこで一度中也を離れ、Aは首領室に向かった。
『失礼します首領、赤瀬です』
森「赤瀬君、無事だったかね?」
『私はなんともございません
然し、部下達は大勢死者が出てしまいました
私の責任です』
森「赤瀬君のせいじゃないよ
君はよくやった、聞けば最近まともに休みも取らずに仕事していたようだね
もう今日は君は帰って休みなさい
残っている作業は他の人に回すから心配しなくていいからね」
『ありがとうございます、自分でも正直もう限界に近いものがありましたので有難いです
首領、その前にご報告があります』
森「何かね?」
『Qが幽閉されている処が判明しました
ここから少し離れた森の中の小さな小屋に最近不審な男が出入りしているとの目撃情報があったとのことです』
森「そうかい、ご苦労様
あ、そうだ赤瀬君、明日紅葉君を迎えに行ってきてくれないかな」
『わかりました、明日の朝に迎えに行ってきます』
森「では頼んだよ」
『はい、では私はこれで一旦失礼させてもらいます』
森「しっかり休むんだよ」
Aは静かに首領室を出て行った。
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時