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その時Aの携帯が鳴った。中也からだった。
『どうしたの』
中「片付いた」
『判った、すぐにそちらに向かいます』
電話を切って首領に伝える。
『首領、どうやら片がついたようです』
森「では行こうか、と、その前に」
首領とAは敦達に近づく。敦の隣には鏡花がいた。
森「それでは私達は失礼するよ」
『帰りは気をつけてくださいね』
敦「先程はアドバイス、ありがとうございました
そういえばお医者さんと教師なのですか?」
森「元医者だよ、今は小さな寄合の仕切り屋中年さ
彼女は私の補佐役だよ」
首領は話しを続ける。
森「……少年、どんな困難な戦局でも必ず理論的な最適解はある
混乱してヤケになりそうなときほど、それを忘れてはいけないよ」
『お仲間を助けた貴方ならきっとこの先も問題ないでしょう』
敦「はい!」
森「ではでは」
『”また”会いましょうね』
立ち去っていく首領とAとエリス。その背を見送る敦。
エリスを伴い、路地裏を歩く首領とA。
森「楽しい一時だった……
私も童心に返って、異能力で敵をばっさばさやっつけたくなったよ」
エ「中年には無理」
『首領ももう若くないのですから』
森「ひどーい
私はこれでも__________」
路地を抜けた先には君愛の一員、ジェームズの惨殺された姿があった。
それを取り囲んでいるのはポートマフィアの構成員と黒蜥蜴、梶井、そして中也。
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時