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103. ページ17

Aは手紙をポートマフィア御用達の配達員に手紙を送らせた。



『手紙がつくころには芥川君も到着しているでしょう』



森「ありがとうね



我々は常に最適解をゆかなければならない」




その時、遠くの船着き場から爆発音のような音が聞こえた。



『始まったようですね』



森「くっく……さあ、戦争の始まりだよ」



首領は楽しそうに笑っている。



『首領の手紙から相手が察するに、こちらが大勢で奇襲を仕掛けてくると思っているのでしょうね』



森「絶対に勝てると高をくくる相手ほどたやすいものはないよ


前にも言っただろう。



確かに、組合の異能力者は脅威だ。うちの精鋭でも撃破は難しいだろうね」



『そういうことで、今一番うちでやる気に満ちあふれている芥川君を配置した



……ということですね』



森「やはり君とは気が合うよ、赤瀬君」



『芥川君の力は底知れないものがあります



それが誰の影響なのか、何を求めての力なのか……判りかねます』



その時、Aの携帯が鳴る。



『はい、赤瀬です』



中「俺だ」



『オレオレ詐欺ですか、上等です』



中「ちげーよ!!


……今から探偵社に乗り込む、準備は万端だろうな?」



『誰にものを言っているのかしら、さっさと行くわよ


外で待ってて』



電話を切り、首領に向き直る。



森「行くのかね?」



『はい、情報はすでに組合に渡っています』



森「ならいいよ、探偵社の社長によろしくね」



『かしこまりました』

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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