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中也に告白された翌日、Aは首領室にて作戦を首領と共にたてていた。
傍らではエリスがクレヨンで絵を描いている。
森「ひと刺し_______」
そう云いながらメスでダーツ盤めがけて投げるが先程から一本も当たらない。
森「ひと刺しで敵の急所を突く必要がある」
もうもう一度投げるがそれもまた外れる。
エ「へたくそ」
『ごもっともです』
森「……よし!」
そう言って首領は立ち上がると、エリスのクレヨンを一本とる。
エ「ちょっと何すんの!」
森「お友達に手紙を書く」
そう言って首領は手紙を書き出した。
エリスはクレヨンを返せと首領をぽかぽか叩いている
森「……よし!赤瀬君。これをお願いしてもいいかな?」
首領の書いた手紙を受け取り、中身を確認する。
『……なるほど、そういうことですか
まずは組合から、ということですね』
その時、首領室の扉が開かれた。
芥「首領、芥川です」
森「やあ待っていたよ芥川君、怪我の調子はどうかね?」
芥「問題ありません。それより、僕に任務でしょうか」
森「そうだよ、重要な任務だ。赤瀬君」
Aは手に持っていた資料を見ながら話す。
『今回の任務で芥川君には、組合が拠点としている豪華客船ゼルダ号の破壊
そして、組合の異能力者、ナサニエルとマーガレットという者の排除です。
敵が燃料を補給している隙をついて一気に叩いてください』
芥「承知」
『豪華客船の破壊の方は芥川君はしなくていいです
貴方は組合の構成員のお二人を排除することに専念してください』
芥「では船の破壊は誰が」
『それは梶井に任せています
梶井の力ならば、船を沈めることなど容易でしょう
話しは以上です、よろしく頼みましたよ』
芥「失礼しました」
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時