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102. ページ16

中也に告白された翌日、Aは首領室にて作戦を首領と共にたてていた。



傍らではエリスがクレヨンで絵を描いている。



森「ひと刺し_______」



そう云いながらメスでダーツ盤めがけて投げるが先程から一本も当たらない。



森「ひと刺しで敵の急所を突く必要がある」



もうもう一度投げるがそれもまた外れる。



エ「へたくそ」



『ごもっともです』



森「……よし!」



そう言って首領は立ち上がると、エリスのクレヨンを一本とる。



エ「ちょっと何すんの!」



森「お友達に手紙を書く」



そう言って首領は手紙を書き出した。



エリスはクレヨンを返せと首領をぽかぽか叩いている



森「……よし!赤瀬君。これをお願いしてもいいかな?」



首領の書いた手紙を受け取り、中身を確認する。



『……なるほど、そういうことですか


まずは組合から、ということですね』



その時、首領室の扉が開かれた。



芥「首領、芥川です」



森「やあ待っていたよ芥川君、怪我の調子はどうかね?」



芥「問題ありません。それより、僕に任務でしょうか」



森「そうだよ、重要な任務だ。赤瀬君」



Aは手に持っていた資料を見ながら話す。



『今回の任務で芥川君には、組合が拠点としている豪華客船ゼルダ号の破壊


そして、組合の異能力者、ナサニエルとマーガレットという者の排除です。


敵が燃料を補給している隙をついて一気に叩いてください』



芥「承知」



『豪華客船の破壊の方は芥川君はしなくていいです


貴方は組合の構成員のお二人を排除することに専念してください』



芥「では船の破壊は誰が」



『それは梶井に任せています


梶井の力ならば、船を沈めることなど容易でしょう


話しは以上です、よろしく頼みましたよ』



芥「失礼しました」

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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