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放課後、授業を終えAが帰宅の準備をしていると太宰に呼び止められる。
太「A、今日逢い引きでもどうだい?善い喫茶処を見つけたんだ」
『残念ね。私には先客がいますから』
そう言うとAは教室を出て行った。
その時、後ろから声を掛けられる。同じクラスの女生徒達だ。
「赤瀬さん、貴方太宰君とどういう関係なの?」
「逢い引きってどういうこと?」
『また始った……』とAは思った。こういうことは日常茶飯事なのだ。
太宰は自 殺嗜癖の変人だが、顔よしスタイルよし頭よしの上に女性の扱いはお手の物。既にこのクラス全ての女子、否、この学園全ての女子が太宰の魔の手に掛かっていると言っても過言ではないほどに、太宰は人気。
一言で云うなら、”モテる”だ。
そしていつしか太宰は私だけのものと思い込む女が増えてゆき、太宰とAが親しそうに話して居ると、それを妬んでAに喧嘩をふっかける者も少なくはない。
太宰はそのことを知っていながらもどうにかしようとはしない。恐らく面白がっているのだろう。
太宰の嫌がらせも大分巧妙化してきたなと思いながらもAはその女生徒の話を聞きながす。
「ってことだから、もう近づかないでね赤瀬さん」
『えぇわかりました』
Aがそう云うと、女は満足げに帰っていく。
因みにAはこの約束を守ったことは一度もない。
だがAがそのせいでイジメに遭う、なんてことは絶対に起こらない。
何故かって?それは……実際に見た方が早いかもしれません_______
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みな - 更新待ってます。 (2019年8月14日 21時) (レス) id: cdcb3e59b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 003414aさん» そうですね。検討してみます! (2019年4月14日 15時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
003414a(プロフ) - お疲れ様です!(*>∇<)ノ第3シーズンが始まったので、この作品が終わった後で全然いいので、太宰さんと中也が15歳の時+夢主ちゃんの物語読んでみたいです!考えてみてくれませんかね?これからも頑張って下さい(●´ω`●) (2019年4月14日 15時) (レス) id: 484bf477b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2019年4月5日 20時