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芥川と別れた後、中也の待つ門前に少し急ぐ。
門前には携帯をいじりながら音楽を聴いている中也の姿があった。
『お待たせ』
中「遅かったな。何かあったのか?」
『いいえ、大したことは何も』
中「そうかよ。んじゃ帰るぞ」
『えぇ。あ、帰りに少しケーキ屋に寄ってもいいかしら?
エリス嬢からケーキを所望されていてね』
中「あぁいいぜ」
Aと中也は他愛もない話をしながらケーキ屋に寄ってそのまま自宅に帰っていった。
中「んじゃまた明日な」
『えぇ。お疲れ様』
中也はAを自宅に送り届けると踵を返して自宅に帰っていった。
家まで律儀に送ってくれる紳士な一面を持つ中也。これも紅葉の姐さんの教育の賜物だろう。
紅葉の姐さんとは、中也の親代わりのような人で昔からAもお世話になっていた人だ。
そして紅葉はA達の社会科の教師もしている。茶道部の顧問も同時にしているため、よくお茶会に誘ってくれる。
『また今度姐さんのところにでも行こうかな』
そんなことを考えながら家の玄関の扉を開いた。
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みな - 更新待ってます。 (2019年8月14日 21時) (レス) id: cdcb3e59b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 003414aさん» そうですね。検討してみます! (2019年4月14日 15時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
003414a(プロフ) - お疲れ様です!(*>∇<)ノ第3シーズンが始まったので、この作品が終わった後で全然いいので、太宰さんと中也が15歳の時+夢主ちゃんの物語読んでみたいです!考えてみてくれませんかね?これからも頑張って下さい(●´ω`●) (2019年4月14日 15時) (レス) id: 484bf477b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2019年4月5日 20時