鬼の秘書〜番外編〜【文スト】

・ ページ47

中「あ、おみくじ引こうぜ」








中也に腕を引かれ、二人はおみくじを引く。








くじを引き、その引いた番号を受付の巫女さんに云うと一枚の紙を受け取った。









中「A、お前どうだった？」








『そういう中也は？』








中「あー……俺は小吉だった」








『私は末吉』









『「……」』








中「今日はもう大人しく帰るか」









『そうね。そうしましょう』









Aと中也が帰ろうと足を進めたその時＿＿＿＿＿＿＿＿＿








太「そこの美しい着物のお嬢さん！私と新年初の心中でもしませんか！」








『……』








太「あれ？Aかい君？」








中也とAは新年早々、おみくじ通り嫌な事が起きてしまったと思った。








太「凄く綺麗な着物美人に出会えたと思ったのに真逆の人妻だなんて、私のときめきを返しておくれ」









中「やかましいわ！さっさと消えろこのクソ鯖野郎！」









太「七五三ならまだ先だよ。出直してきなよ」









中「んだとこの野郎……！？」









『はい二人ともストップ』








Aが二人を制すると太宰と中也は睨み合いながらも距離をとった。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す