鬼の秘書〜番外編〜【文スト】

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それぞれが持ち場に戻りAと中也はAの執務室にて駄弁っていた。







中「この格好じゃ任務に行けねーじゃねーか」








『仕方が無いでしょう。敵組織に見られでもすれば殺してしまえばいいのよ』








中「簡単に云うなよ……；」








その時、Aがコピー用紙やら色々きらしている事に気がついた。








部下に買いに行かせようとも考えたが、丁度今部下達の大半がこの時間外に出ていて連絡がつかない。







いつも自分で買いに行っているため、間違って買ってこられても困るのだ。









『……買いに行くか』








中「外に出るのか？」








『今すぐ欲しいものだからね……さて、どうしたものか……』








Aが少し考えているとふとあることを思いつく。








そしてある部屋の鍵を持つと外套を羽織ってその場を中也に任せ部屋を出て行った。









そして向かった先は、Qのいる座敷牢だった。その部屋の鍵を開けると、中ではQが呪い人形で遊んでいた。








Qはこちらに気がつくと目を輝かせてAに近づいてきた。








Q「Aさん！来てくれたの？嬉しいな〜ねぇその格好なぁに？」








QはAのナースの格好に興味津々の様子で見てくる。








『Q、今から少しお出かけしましょうか。今日はハロウィンですし、子供の貴方には楽しめるでしょう』







Aがそう云うとQは先程よりもより一層目を輝かせた。








『ということで、貴方にも仮装をしてもらいます。はい、これに着替えてくださいね』









Aは子供サイズのお化けの着ぐるみを渡した。









Q「わーい！着替えてくるね！」








Qは飛び跳ねながら着替えにいった。









『(よし、これで一人で羞恥を晒すことはなくなりましたね……)』

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