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二人の鋭い視線に太宰は飄々とした態度で答える。
太「見返り?真逆!
特務課と探偵社は何時だって相互に助け合ってきたじゃあないか」
安「成程……「だから今回の戦争を特務課も手伝え」と?」
安吾のその言葉で太宰の声色が少し変化した。
太「そう聞こえたならそうかもしれないね。
実は……探偵社員が軍警に捕まっている。組合との最終決戦の前に彼女を助けたい」
安「あぁ……”35人殺し”ですか」
安吾の言葉にAは眉をピクッと反応させた。
『……その者を助けてどうする気です?』
太「彼女は探偵社の仲間だからね。助けるのは当然だろう?」
Aは太宰の言葉に少し押し黙った。
『その者は、危険異能者を隔離する無人機にて拘束中ですが』
太「あぁ、だから特務課に手を回して貰いたくってね。出来るだろう?」
安「確かに。特務課なら超法規的な司法取引による免責も可能です……
その少女が、本当に探偵社員ならば……ですが」
その言葉に太宰は何も応えなかった。
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琉亜 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年2月24日 1時) (レス) @page7 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 絵がとても綺麗ですね(^◇^) (2019年4月3日 14時) (レス) id: a9ff31e180 (このIDを非表示/違反報告)
みそしる大臣 - その画力と文才と安吾愛を分けてくれ(涙) (2019年3月31日 3時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
やまもとぉ - 安吾さん好きだったんでこの小説見つけた時はめっちゃ嬉しかったです。安吾さんみたいな硬派メガネ男子大好き結婚しよ))) (2018年12月16日 9時) (レス) id: f5d8616f56 (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫海咲(プロフ) - 作者様のせいで安吾推しになってしまいました……ありがとうございました…(’-’*)♪ (2018年12月16日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年12月8日 22時