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Aはその後、種田に云われた通り安吾の入院する病院に足を運んだ。
Aが病室に入ってくると安吾は安心したような表情をしていた。
安「心配しましたよ。貴方が異能に掛かったと聞いて」
Aは安吾の隣の椅子に腰掛けると、フッと笑って答えた。
『我ながら情けない話だよ。亡霊に心を操作されるなんて』
安「……街の方は?」
『来る途中に見てきた。……酷い有様だったよ。
お陰で始末書が増える一方だ』
と、その時、病室の扉がガラッと開かれ、軽薄な声が扉の方から聞こえてきた。
太「ハァイ、安吾!元気かい?あれ、いつぞやの美しいお嬢さんもいるじゃないか!」
『太宰治……』
Aと安吾はヘラヘラと笑う太宰を少し睨みつけるが、太宰には全くと云って良いほど効いていない。
太宰は安吾に近づき、持ってきていたお見舞いの品を棚の上に置き話を勝手に進めていく。
太「素敵な格好だねぇ。今日は善い話を持ってきたよ!
組合の車攻撃で負ったその怪我、探偵社で治療しよう!
与謝野さんの治癒能力ならピカピカの新品に戻れるよ!」
安吾とAはお互いの視線を合わせ、二人はゆっくりと口を開いた。
『何とも有難い提案じゃないか……』
安「……で、その見返りは?」
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琉亜 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年2月24日 1時) (レス) @page7 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 絵がとても綺麗ですね(^◇^) (2019年4月3日 14時) (レス) id: a9ff31e180 (このIDを非表示/違反報告)
みそしる大臣 - その画力と文才と安吾愛を分けてくれ(涙) (2019年3月31日 3時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
やまもとぉ - 安吾さん好きだったんでこの小説見つけた時はめっちゃ嬉しかったです。安吾さんみたいな硬派メガネ男子大好き結婚しよ))) (2018年12月16日 9時) (レス) id: f5d8616f56 (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫海咲(プロフ) - 作者様のせいで安吾推しになってしまいました……ありがとうございました…(’-’*)♪ (2018年12月16日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年12月8日 22時