泉鏡花の姉は特務課所属【文スト】

１１． ページ12

路地裏の外、Aの元へ先程放った蛇がマンホールを通じて戻ってくる。








Aがその蛇を腕に絡ませると、蛇は消え去った。








蛇が消えると、先程の路地裏でも出来事が頭の中で再生される。







『……なるほど、彼が災害指定猛獣の虎だったのか。







七十億の懸賞首とは……一応上に報告しておくか』








Aは煙管の灰を落とし、本部に向かって歩き出す。









ここで彼女の異能について詳しく説明しておくと、









Aの異能、「高野聖」は蛇を操ることができる。









その蛇は最大でも３０匹までなら一度に出すことが可能。数は出せなくなるが巨大な蛇を作り出すことも可能だ。








この力で、犯罪者を縛り上げたり、蛇は鼻がいいので犯人の追跡などにも使える。








その他では、先程のように監視映像のような役割も果たし、その蛇の見た映像は、凡てAの記憶となって脳内で再生される。









便利な異能ではあるが、本人が蛇を好まないので毎回この力を使うときは機嫌が悪くなる。









因みに蛇はAの心情次第で攻撃に使う際には凶暴にもなる。








どの蛇にも毒はないので噛まれても平気だが、一度噛みついたら中々離れないので注意だ。









『誰に説明しているんだ貴様は』









……本編に戻りましょう。

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