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敦「混沌……消えるってそんな……」
鏡「本当に止める方法はないの?」
『さっきも云っただろう。アレは化け物だ。化け物を倒すことが出来るのは人間じゃない。
神か、同じく化け物かの二択だ。
我はそのどちらにもなれなかった半端物……
我に出来ることは、ここで横浜の終焉を見届けることだけさ』
Aが自虐的に笑うと、太宰が突然笑みを浮かべた。
太「神か化け物……この二つの存在を私は知っているよ。
最も、同一人物なのだけどね」
敦「太宰さん?」
『何を云っておるのだお前は』
太「直ぐにわかりますよ」
その時、山を高速で駆け上ってくるエンジン音のような音が聞こえてきた。
鏡「誰か来る……」
そしてエンジンの音がピタリと止むと、A達の目の前には誰かが立っていた。
黒帽子が特徴的で、帽子から出ている茶色い髪が風に靡く。
バイクに乗ってきたその男は、太宰と睨み合っていた。
?「最初に云っとくがな、俺は首領の命令で来ただけだからな」
太「相変わらず悪趣味なバイクに乗っているじゃないか、中也」
その男は、ポートマフィア五大幹部の一人、中原中也だった。
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長い夜の紅茶 - 面白かったです次の更新を楽しみにしています.応援しています! (2018年10月20日 16時) (レス) id: 26180cce76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月19日 17時