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それから数日が過ぎた。あれから太宰や敦、鏡花はことあるごとにAの住み着く神社に脚を運んだ。







太宰が神社のお供え物と云い持ってきた蟹を見てAは発狂していたが、その他は特にいつも通りに動物と戯れては帰るの繰り返しだった。








そんな時間が何時までも続けばいい……そう思っていたある日の事だった。







探偵社でいつも通り仕事をしていると、窓の外にふと目が止まる敦。







外の景色を見て敦の目は見開かれた。








敦「な……なんだ、あれ……」







敦が目にしたものは、山の頂上を覆い尽くすかのように発生している黒い霧。







それは遠く離れた場所からでも判るほど禍々しいものだった。








得体の知れないものが山を覆い尽くし、TVでは臨時ニュースでその霧の事が報道されていた。








《山の頂上に突如発生した黒い霧。その霧に近づいた生物たちは意識を失い、草花は次々と枯れている模様です。





現場の方とも中継が繋がらない様子です。横浜にお住まいの皆様、直ちに避難してください》








探偵社の窓から外を見ると、街はパニックになっていた。








敦「あの山……一体どうなってッ」







太「これは、確かめに行く必要があるね」







国「あれは異能なのか……?」







福「あれは異能ではない」







社長室から現れた福沢に一同は目を向ける。







福「あれはこの横浜の厄災そのもの。数千年吸収し続けていた災厄が今、何者かによって解き放たれてしまったのだ」






敦「数千年の厄災!?そんなものが解き放たれてしまったらこの横浜はっ……」







福「横浜は……全滅する」







福沢の言葉に一同は息をのんだ。

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長い夜の紅茶 - 面白かったです次の更新を楽しみにしています.応援しています! (2018年10月20日 16時) (レス) id: 26180cce76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月19日 17時

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