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翌日。昨夜の約束通り、Aとフョードルは外に出かけようとしていた。
フョ「ではゴンチャロフさん、留守番宜しくお願いします」
ゴン「主様からのご命令、なんと幸福なのでしょう」
『……イカれた人だ』
Aはゴンチャロフを少し睨むとフョードルより先に外へ出て行った。
『あの男は相変わらず気味が悪い』
フョ「まあそう云わずに。同じ組織の者同士仲良くしてあげてください」
『……それより、どこに行くつもり?』
いつの間にかAの隣を歩いているフョードルに問いかける。
フョ「ぼくは横浜の事はあまり把握していないので、色々なところを回れればいいなと思います」
『……回りくどい言い方しないで。ノープランならそう云いなさいよね』
フョ「それは失礼しました。
女性と出かける事などなかったですので」
フョードルは自分自身、滅多に外に出ないので気付く事はないが、外に出れば殆どの女性がフョードルの事を見ている。
虚弱で貧血体質とは云え、やはり日本の女性は海外の整った顔をした男に誰しもは一度は憧れる。
実際、今も何人かの女性がフョードルに話しかけようと右往左往している。
『見苦しい……あの女達には貴方が一体どう見えているのかしらね』
少し嫌みったらしく云うA。
フョ「では、貴方は私がどう見えていますか?」
Aは一呼吸置いてから口を歪ませ答える______
『悪魔、かな』
フョードルはそう答えたAに、不適に不気味に微笑んだ。
フョ「それは結構です」
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猫好き - ドス君最高!!やっぱり最高( ̄▽ ̄)bグッ (2019年1月10日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - ん〜地方にもよるかも知れませんが、ロシアンティーはジャムを舐めながら、お茶を飲むのが一般的ですよ。 (2018年9月17日 2時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» 構いませんよ!楽しみにしています! (2018年8月31日 8時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
ほるむ(プロフ) - 紫陽花さん» はい、ありがたき幸せです!外見はできるだけ設定に沿わせたいのですが、大した画力がないので保証は出来なくなってしまいますがお許しください…。 (2018年8月31日 8時) (レス) id: e99fd65880 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» ありがとうございます!お願いしてもよろしいでしょうか? (2018年8月31日 7時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月23日 18時