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その後は直ぐだった。
中也とはそれきり会わなくなり、すれ違っても仕事の話し以外では全く言葉を交わさない。
悲しくはない。凡て最初に戻っただけの話し。
だが、その所為でさらにこの場所が生き辛くなったのは身にしみて感じていた。
明らかに一人の量ではない書類の山。上司からの無茶な任務の言い渡し。
そして唯一、まともだった上司の太宰までもがいなくなってしまう始末。
ポートマフィア首領となった鴎外は、最早、Aの存在など気にもとめていない様子だった。
そろそろ、この世界も飽きてしまった。うんざりだ。
Aは腰に携えている拳銃を取り外し、髪も元の色に戻す。
久々に見る自分の姿は新鮮なものだった。
そして、自分の住んでいるマフィア御用達のアパートを出て行く。
外は、銀色の月が光り輝きとても奇麗だった。
月明かりに髪が照らされ、美しく輝く。突然アパートから出てきた外国人に見張りの連中は不思議に思う。
Aはそんな連中の横を通り過ぎ、闇夜に姿を消した。
『却説……次は何処へ行きましょうか』
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猫好き - ドス君最高!!やっぱり最高( ̄▽ ̄)bグッ (2019年1月10日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - ん〜地方にもよるかも知れませんが、ロシアンティーはジャムを舐めながら、お茶を飲むのが一般的ですよ。 (2018年9月17日 2時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» 構いませんよ!楽しみにしています! (2018年8月31日 8時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
ほるむ(プロフ) - 紫陽花さん» はい、ありがたき幸せです!外見はできるだけ設定に沿わせたいのですが、大した画力がないので保証は出来なくなってしまいますがお許しください…。 (2018年8月31日 8時) (レス) id: e99fd65880 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» ありがとうございます!お願いしてもよろしいでしょうか? (2018年8月31日 7時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月23日 18時