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翌日。目を覚ますと、何もない天井が視界に入る。
『そうだった、今日が敦の入社試験か……』
もう二度と会うことは出来ないと思っていた家族との急な出会い。
Aは混乱していた。孤児院にいた筈の敦がなぜあんなところにいたのか。
両親からは、敦は孤児院で元気にやっていると聞いていた。だから心配はいらないと思っていた。
逃げ出したのか、追い出されたのか……それは本人に聞けばいいだけの話し。
だが、Aにそんなことを聞く勇気はでなかった。
今更、姉面する資格は、Aにはないからだ。
その時、枕元に置いてある携帯が鳴る。
太宰からの着信だった。
『はい』
太「グットモウニン!」
『何ですか?』
太「実は緊急事態でね。助けて欲しいんだ。死にそう」
『良かったじゃないですか。じゃあ私今から朝の支度するんで』
太「あ、ちょ、Aちゃ____」
Aは太宰の電話を半ば強引に切る。
太宰に一々構ってると、きりがないことを学習した。
朝の支度をし、社員寮を出ると、目の前にはドラム缶に嵌っている太宰を見つけた。
太「おーAちゃん!いいところに!
今すぐ助けてくれないかな?」
『何してるんですか』
太「新しい自 殺法」
『……あ、もう時間なんで私先に探偵社に行きますね』
Aは太宰を放置して探偵社に向かった。
後ろで何か叫んでいたが、気にしてるときりがないので放っておけと国木田に云われた事を思い出した。
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東湖(プロフ) - 太宰さんの、汚すのは私の役目だってやばいですね!! (2020年1月5日 21時) (レス) id: 5739d3a9ab (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 闇雲?瑠璃さん» ありがとうございます!これからも頑張って更新しますので応援よろしくお願いします! (2018年10月26日 22時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
闇雲?瑠璃(プロフ) - 紫陽花さん» 全然オ−ケ−です!感激して頂いて感激です(*´▽`*) (2018年10月26日 21時) (レス) id: 92f83285a3 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 闇雲?瑠璃さん» 予想以上で感激です!素敵な絵絵をありがとうございました!こちらは作品内での公開はOKでしょうか? (2018年10月26日 21時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
闇雲?瑠璃(プロフ) - 紫陽花さん» できましたURLはこちらから(image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/1/3/5/1358575d54ad009832c2dda94fa8d63c.jpg) (2018年10月26日 17時) (レス) id: 92f83285a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月2日 22時