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生徒達と別れたあと、先程の花屋の青年がAに話しかけてきた。
「すみませーん!」
『貴方は……』
「さっきの子達がこれ、あなたにって」
青年が渡してきたのは小さかったが綺麗な花束だった。
「自分たちのお金が余ったからってあの子達が」
『そんな気遣いされるなんて……
態々ありがとうございます』
Aは花束を受け取った。
「貴方は花がよく似合いますね」
Aが花束を持っている姿をみて青年はそう言った。
『花は好きですから、それは嬉しい褒め言葉ですね』
「花が好きな人は悪い人はいない!昔からそう決まっているんですよ」
『悪い人はいない、か……一概にそうとは言えませんがね』
「何か言いましたか?」
『いえ、何も。
では私はこれで失礼しますね』
「はい!また花を買いに来てくださいね!」
Aは青年とわかれ、学校に向かった。
学校に着くと、丁度イリーナが校舎から出てきた。
『イリーナ先生?どちらにいかれるのですか?』
イ「アンタもさっさと仕事終わらせて本業に戻ったらどうなの?
私はもううんざりよ」
イリーナはそれだけ言うと去っていった。
教室に入ると、生徒達がしおらしい顔をして席についていた。
『……何があったのですか?』
Aはそこにいた敦に事情を聞いた。
『なるほど……生徒達の計画がばれてしまったということですか』
矢「ビッチ先生、怒ってるよね……」
前「俺等、ビッチ先生の背中を押してやろうと思っただけなのに……」
『人の色恋に関わるとかえって相手を怒らせてしまいます。
これ以上はもう関わらないようにしなさい』
Aはそれだけ言うと、職員室に帰っていった。
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アニフゥ - 紫陽花さん» ありがとうございます!楽しみにしてます! (2018年7月6日 20時) (レス) id: 71778051d3 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - アニフゥさん» 大まかな内容しかわからないですが検討してみます! (2018年7月6日 0時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
アニフゥ - 僕のヒーローアカデミアは知ってますか?ぜひ良ければ暗殺教室が終わったら、ヒロアカとコラボするのが読みたいのですが、どうしすか? (2018年7月6日 0時) (レス) id: 71778051d3 (このIDを非表示/違反報告)
アニフゥ - スッゴく面白いです!更新頑張ってください楽しみにしてます! (2018年7月5日 23時) (レス) id: 71778051d3 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫 - とても面白いです!更新頑張ってください 続き楽しみにしてます! (2018年7月4日 11時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月27日 21時