鬼と暗殺 五【文スト×暗殺教室】

２２２． ページ23

茅「で、でも先生、両親のことが嫌いなんじゃ……」



『両親？どうしてあなたがそれを？』



茅「え！？えーっと……」



茅野は太宰の方をちらっと見た。



太「私が言った」



『そうでしたか、まぁ別に隠すようなことではありませんから問題はありませんよ。


確か私は今でも私を貶めたあの二人を許してはいません』



渚「ならどうして両親につけられた名前は嫌いじゃないんですか？」



『愚問ですね、名前は誰に付けられたかではなく、誰にその名を呼んで貰うかが重要なのですよ。


好きな人や尊敬する人に名を呼ばれると、嬉しいものではありませんか？』



渚「なるほど……」



片「なんかいい話かも」



『ですから、名前があることに感謝しなくてはいけませんよ』



茅「確かに、親から貰った名前は大切にしないといけないよね


A先生も何だかんだで両親から貰った名前大事にしてるし！」



『あれは両親ではなくただの肉塊です。


この名前は首領に名付けてもらいました』



「「さっきと言ってること真逆だ！？」」



『昔の名前など、とうの昔に忘れましたよ


赤瀬Aが今の私の名前です』



業「師匠の名前、俺好きだよ」



渚「業君、前から気になっていたんだけど、なんで師匠呼び？；」



業「師匠は師匠だよ、俺はアンタを目標にしてるんだから」



『弟子を作った覚えはありませんが、好きにしてください


私が教えることなど、たかがしれていますが』



業はどうやらAに酷く懐いてしまったらしい。

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