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56. ページ7

しばらくすると晩餐の用意が出来たのかメイドが呼びに来て案内する。



「こちらのお部屋です」



扉を開けると、長机にいろいろな料理がおかれている。



先に来ていたここの当主が向こう側の席に座っていた。



Aは首領の椅子を引いて座らせ、首領の斜め後ろに立った。



エリスは首領の横に座った。



ワインを注がれ目の前に料理が置かれる。



「ささ鴎外殿、乾杯といきましょう」



男はワイングラスを掲げ、首領もそれにあわせてグラスを掲げる。



「では、乾杯!」



そういうと男はワインを飲み始めた。



首領はワインを飲まずにそのままテーブルの上に置いた。



男は自分の前に用意された料理を食べ始める。



「どうなさいました?お召し上がりにならないのですか?」



男がいくら経っても料理に一切手をつかない首領に問いかける。



首領はじっと目の前の料理を見ている。



森「赤瀬君」



『はい』



Aは首領の料理を小さく斬って一口食べてみた。



『……毒入りです。しかもかなり殺傷濃度の高いものです』



「!?」



男は驚き冷や汗をかいている。



森「実に古典的な方法だねぇ


ありがとう赤瀬君」



その場にいる者全員が驚きの表情を隠しきれていない。



「な、なぜだ!なぜ毒を食べたのに死なない?!」



男は立ち上がって声を上げた。



『この程度の毒なら耐久性を持っていますので問題ありません』



「くっそ……!もう少しだったのに!」



『貴方が首領を狙っているのは初めから見抜いていました。


貴方はポートマフィアの資金をかすめ取るため首領を殺そうと今回の食事会を持ちかけた。


違いますか?』



「っ!」



図星をつかれ、男は焦っている。

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ロウ - 続きが早く読みたいです! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - お願いします!続きお願いします (2018年6月18日 23時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - はやくっはやくっ続きが読みたい! (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
??? - すみません。裏切りはリクエストが来てもやらない方が良いと思います。裏切りは抑キャラヘイトで違反行為ですし…… (2018年6月18日 17時) (レス) id: 9dd88625f4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 早く森鴎外からのお仕置きが見たいです! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月16日 23時

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