鬼と暗殺 二【文スト×暗殺教室】

８３． ページ34

翌日、Aと首領はすでに新幹線に乗るため駅のホームにいた。



新幹線が到着し、横浜に向けて帰っていく。



『それにしても、今回は随分と災難な出張でしたね』



森「その分スリルがあってよかったではないか


私はそれなりに楽しむことができたよ」



『本部の方は大丈夫でしょうか、予定よりもかなり遅くなってしまいましたから』



ポートマフィアには元気すぎる問題児が多いので、心配になってくる。



主に梶井と芥川。



『幹部達に毎回任せてはいますが、あの二人だけはどうしても行動パターンが読めなくて困ります』



森「元気があっていいじゃないか」



『はぁ……』



疲れ切った表情のAとは逆にどこか楽しそうな首領。



その横にはエリスが絵を描いている。



そうやら描いているのは京都の町並みのようだ。



森「帰ったらまたしばらく書類仕事だろうねえ」



『手伝いませんよ』



森「わかっているとも；」



『私も、今月の分の書類と今回の出張の報告書を書かなくてはなりませんね


情報員の安吾がいた頃が懐かしいです。あの頃は全て彼がしてくれていましたから』



森「そうだねえ、彼のような人材と再び出会えることを願うよ」



そして横浜に到着し、駅を出ると中也が待っていた。



中「首領、A、出張お疲れ様です。本部までお送りいたします」



森「ご苦労様中也くん」



車に乗り込み、本部に向かった。

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