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52. ページ3

職員室にて来週の出張についての資料を読んでいたA。



ふと後ろから太宰が顔を出した。



太「へぇ〜君も京都に出張なんだね」



『勝手に見ないでくれますか。


……ん?君もとはどういうことですか?』



太「私達武装探偵者の出張先も京都なのだよ。


なんでも、社長の知り合いが旅館を経営しているらしくてそこの手伝いに男性社員が派遣されるのだよ」



太宰はだるそうな声でそう言った。



『はぁ……また面倒ですね』



太「私だって森さんと会うなんて嫌だからね



そういえばA、首のここ、どうしたの?」



太宰はAの首筋を見る。



そこには朝に中也につけられた跡が残っていた。



太「先程君にナイフを当てた時に見えてしまってね。


これは中也がつけたものかな?」



『少し犬に噛まれただけですよ』



太「それはまた随分と躾のなっていない犬だね。これだから嫌いなのだよ」



太宰は眉をしかめてそう言った。




太宰の嫌いが犬に向けられたものなのか、中也に向けられたものなのか。



否、そのどちらとでも言えるだろう。



その時、職員室の扉が開き殺せんせーが入ってくる。



その瞬間、Aは殺せんせーの方を見ずにナイフを思いっきり投げた。



殺「にゅやっ?!」



殺せんせーは危機一髪で回避した。



『あら殺せんせー、まだ生きていらっしゃったのですね、感心します』



殺「相手を見ずに正確にナイフを投げるとは……


貴方が本気を出したら、本当に殺されてしまうかもしれませんね」



『貴方を殺すことは容易い……


ですが、任務の為に貴方を知る必要があります。


私が貴方を本気で殺しにかかるのは、貴方の正体を知った後です』



殺「なるほど、敵を殺すにはまず情報からということですね」



『もうしばらく貴方を監視してみますよ


心配せずとも、必ず殺してあげますからね』



そう言いAは太宰と殺せんせーの横を通り過ぎて帰っていった。

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ロウ - 続きが早く読みたいです! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - お願いします!続きお願いします (2018年6月18日 23時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - はやくっはやくっ続きが読みたい! (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
??? - すみません。裏切りはリクエストが来てもやらない方が良いと思います。裏切りは抑キャラヘイトで違反行為ですし…… (2018年6月18日 17時) (レス) id: 9dd88625f4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 早く森鴎外からのお仕置きが見たいです! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月16日 23時

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