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気絶していた男子生徒が目をさましていく。
杉「いっててて……」
渚「っ……」
奥「皆大丈夫ですか?」
渚「よかった、奥田さんは無事だったんだ」
奥「ごめんなさい……思いっきり隠れてました」
業「いや、それで正しいよ」
そこで全員、Aの存在に気がついた。
渚「A先生?」
杉「先生なんでこんなとこにいるんだ?てゆーか、着物めっちゃ似合ってんじゃん」
業「先生の出張先ってここだったんだね、その男の人は誰なの?」
赤羽は首領に目を向ける。
『この方は私の上司ですよ』
奥「ということは、マフィアの首領ということですか…?」
渚「この人が……」
森「初めましてだね、私は森鴎外。赤瀬君をE組に派遣したのは私だよ」
杉「その女の子は?」
エ「私はエリス!よろしくね!」
エリスは満面の笑みでそう言った。
『それより、攫われた生徒達を救出するのが先決です
どうやら犯人の学生は犯罪慣れしているようで、盗んだ車で移動したようです』
森「君なら探し出すことは容易だろう?
すでに心当たりがあるのではないかね?」
『土地慣れしていない者はそうあまり遠くには逃げません。
ましてや高校生の考えることなど手に取るようにわかりますよ。
大方、近くの廃墟の建物に隠れているのでしょう
探し出すことは容易ですよ』
森「では早速行こうか、我々も早く帰らねばからないしね」
Aと首領は歩きだした。
業「待ってよお二人さん、助けてくれるのはありがたいけどさ、どうしてマフィアがたかが中学生を助けてくれるわけ?
A先生の考え方ならさ、俺たちを助ける利益なんてないんじゃないの?」
『利益ならありますよ』
業「?」
『貴重な人材を減らすことは、極力避けたいのです。
私の任務はあくまであの生物を殺すこと
そのために役立つものなら手元に残しておくのは当然でしょう』
Aの言った言葉は冷たかったが、渚達にとっては少し心強く感じたのだった。
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ロウ - 続きが早く読みたいです! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - お願いします!続きお願いします (2018年6月18日 23時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - はやくっはやくっ続きが読みたい! (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
??? - すみません。裏切りはリクエストが来てもやらない方が良いと思います。裏切りは抑キャラヘイトで違反行為ですし…… (2018年6月18日 17時) (レス) id: 9dd88625f4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 早く森鴎外からのお仕置きが見たいです! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月16日 23時