鬼と暗殺 二【文スト×暗殺教室】

６２． ページ13

翌日＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



目を覚まし、身体を起こす。



隣にはエリスがまだ眠っていたが、首領の姿が見当たらない。



『森さん？』



そう呼んでみると隣の部屋から首領が出てきた。



森「お早うAちゃん、よく眠れたかね？」



『お早うございます。はいお陰様でぐっすりです』



森「それはよかったよ、今日はこの街を観光してから帰ろるとしようか」



『そうですね、今エリス嬢を起こします』



Aはその後エリスを起こし、用意された朝食を食べてチェックアウトしてから旅館を出発した。



観光客になりすます為、京都ということでAはエリスと色違いの黒い着物を着ていた。



ちなみにこれは首領が用意してくれたものだ。



森「うん、二人とも似合っているよ。まるで姉妹のようだ」



エ「Aとお揃いなのね！」



『そのようですね、とても光栄です』



エリスに微笑みかけるA。



エ「早く行きましょう！」



『ではこの近くにある甘味処に行ってみましょう、そこはこの京都で地元民に人気だそうですよ』



森「ではそこに行こうか。エリスちゃん、はぐれると大変だから手を繋ごうか〜」



エ「嫌よ、私はAと手を繋ぐんだから！」



首領はショックをうけている。



『まぁまぁ、そう言わずにもう片方の手だけでも繋いで差し上げてください；』



エ「Aが言うならいいわよ」



エリスは首領の手をとった。



森「エリスちゃん……！」



首領の機嫌はどうやらなおったようだ。



そして一同は手を繋いで甘味処に向かった。

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