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154. ページ19

Aが芥川の元に向かうと、そこには既に太宰と探偵社の社長がいた。



Aは咄嗟に気配を消して近くの倉庫に身を潜め、話しを聞いていた。



太「これでよかったのだよ、敦君」



敦「太宰さん!社長?」



太「鏡花ちゃんは自分に勝ち、街を救った。探偵社に相応しい高潔さでね」



敦「でも、彼女が死ななくちゃいけない理由なんでどこにも!」



太「確かに、厳しすぎる結末だね。でも、そうしなくてはならない理由があったのだよ」



福「私の異能力、人上人不造は私の部下…つまり、探偵社員にのみ発動される」



太「その効果は、異能の質力を調節し、制御を可能にする力だ。



敦君が虎の異能力をある程度操れるようになったのも、探偵社に入ったからだ



……そして鏡花ちゃんは、入社試験に合格した。衝突の直前にね。



それが、どういうことか判るかい?」



その時、鏡花が太宰と福沢の後ろに現れた、




……夜叉白雪を自ら操って。



鏡「白雪の刀で鎖を切って脱出した



………ただいま」



敦は鏡花を強く抱きしめた。



敦「……おかえりっ!」



鏡「……痛い」



敦「あ!ごめん!」



太「悪かったね二人とも、秘密にして。



そうでないと入社試験の審査にならなかったから」



敦「もしかして、最初から全部……?」



太「敵は打ち倒され、鏡花ちゃんは合格した。


うまくいってよかったよ」



芥「太宰さん!もはや邪魔する者はない……


今日こそ僕の力を……!」



太「……どうかな?もう限界に近いだろう?


なんせ、組合の長を倒したんだ」



芥「そんなこと……僕は____」



太宰が芥川の肩に手を置いた。



太「……強くなったね」



その言葉を聞いた瞬間、芥川は倒れてしまった。



太「ありゃりゃ」

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雨傘響音(プロフ) - だざさんん…(´;ω;`)暗殺教室とのコラボですか!?どっちも好きなので嬉しいです!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ツユクサ - 太宰さんが切ない。゚(゚´Д`゚)゚。 でも夢主ちゃんが結ばれてよかったぁぁぁ (2018年6月13日 18時) (レス) id: 1bd5282e9a (このIDを非表示/違反報告)
ラインハルト大好き(プロフ) - 今度は名探偵コナンの降谷零落ちの小説が見たいです (2018年6月12日 21時) (レス) id: 77af8aedef (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - あああぁ!夢主おめでとうございます!!太宰さんにも幸せになってほしい...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月9日 21時

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