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そしてA達は、人食い虎の情報を手に入れ今は河川敷付近を歩いていた。
国「虎が最初に発見されたのは二週間前か…」
『意外と目撃情報はすんなり手に入れてしまったわね』
国「あぁ、これなら今日中に仕事が片づきそうだ」
太「ここらへんはいつも空気がおいしいね〜」
国「おい太宰聞いていたか今の話し」
太「もちろんだよ！
それにしても良い川だね〜…」
その瞬間太宰が勢いよく川に飛び込みそのまま流されていった。
『しまった…完全に油断してた』
国「まてえぇぇぇ！太宰！！！」
Aと国木田は流された太宰を追うことにした。
『はぁ…なんであいつはいつもいつも…』
国「待たんかぁぁぁ！！！」
川の流れは意外に速く、すでに太宰の姿は確認できずにいた。
『完全に見失いましたね』
国「全くあいつは…この忙しい時に…」
しばらく川沿いを歩いていると、１人の小汚い少年と太宰が一緒にいた。
『いた』
国「こんな処におったか唐変木！」
太「…おー、国木田君、ご苦労様ぁ」
国「なにが、ご苦労様だ！苦労は凡て、お前の所為だ、このジサツ嗜癖！
お前はどれだけ俺の計画を乱せば＿＿＿＿」
太「そうだ！良いことを思いついた。
彼は私の同僚なのだ。彼におごってもらえばいい」
国「人の話を聞けよ！」
太「君、名前は？」
敦「え…、中島…、敦ですけど……」
太「ではついてきたまえ、敦君。
何が食べたい？」
敦「……あの…できれば＿＿＿」
太「なに、遠慮はいらないよ」
敦「……茶漬けが食べたいです」
太「？
ふふふはははは…餓死寸前の少年が茶漬けを所望か。
いいよ、国木田君に三十杯くらい奢らせよう」
国「！！
俺の金で太っ腹になるな、太宰！」
敦「太宰？」
太「あぁ、私の名だよ
私の名は太宰
太宰治だ」
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麗(プロフ) - 違ったら申し訳ないのですが、10ページの 交わす は躱す ではないのでしょうか？ (2021年6月15日 23時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
独り言 - 面白い (2019年8月21日 18時) (レス) id: 6437676495 (このIDを非表示/違反報告)
花圃(プロフ) - ストーリーが面白く大好きです。更新が毎度待ちどうしい (2018年4月21日 13時) (レス) id: 4106dcf25b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2018年4月13日 22時
