§魔法6§ 蘭丸side ページ7
＿＿＿＿＿ここは…？
気づくと、不思議な空間にいた。周りは明るく、何だか落ち着く場所だ。俺はドラゴンの子に勝負で負け、近づいて来たと思ったらいきなり、額同士をぶつけて来やがった。一体どうなっているのかを考えていると、周りの景色が変わり昔懐かしい場所の風景になった。
「父さん、待ってよー！」
「蘭丸！早くしないと置いていくぞ！」
「いってらっしゃい！」
死んだ父さんと母さんだった。俺もまだ幼く、幸せだった。
パッと風景が変わり、次はドラゴンの子が来た頃の町だった。ふと横に目をやると、8、9歳位であろうドラゴンの子が町をとぼとぼと歩いていた。白かっただろうワンピースは土で汚れ、胸元のペンダントをギュッと握り絞めていた。
小さな男の子は不思議そうにアイツを見ていると、母親らしき人物が「見てはダメ」と叱り、彼の目を手で覆った。
また景色が変わり、今度は夜になっていた。いつかは分からないが、半月位はたっているだろう。
大人たちがひとつの家を囲っていて、皆武器を持って構えている。その中に俺の父さんと母さんもいた。
男が中に入ってしばらくすると、アイツが家から飛び出して来た。大人たちはあいつに武器をつきつけている。
『ゃだ…怖いよぉ…。』
カタカタと震えながら、泣き叫んでいる。
俺の父さんがアイツに「泣き叫んでも誰もお前の事なんて助けてくれねぇよ！さっさと出ていけ！」と言った。
＿＿＿＿＿嘘だろ？こんなの夢に決まっている。
大人たちは何やら呪文を唱え始めると、アイツの足元に魔法陣ができ鎖が巻き付き始めた。
『ぐっ…あぁ…や、めて…』
周りの奴等は、ニヤニヤしながらアイツを見ている。俺の父さんはアイツからペンダントをむしり取り、踏んで壊した。
「いいきみだぜ…。」
『ゆる、さない……許さない！！』
- 金 運: ★☆☆☆☆
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こにゃんこ(プロフ) - リベロさん» ありがとうございます。よろしくお願いします。 (2014年5月18日 16時) (
レス) id: e926bcc882 (このIDを非表示/違反報告)
リベロ - 友希です。フレコ登録しやした。僕のフレコ→1735-9977-2170だと思います。よろしくお願いします。 (2014年5月13日 17時) (レス) id: 5cb06e6d5a (このIDを非表示/違反報告)
こにゃんこ(プロフ) - 今さらですが、この作品に嫌われ要素みたいなのが入っているので、R18をつけた方がいいですかね？コメント待ってます。 (2014年4月23日 23時) (レス) id: 6a433d4c78 (このIDを非表示/違反報告)
剣城貴音 - こにゃんこさん» 続編、見ました！続きが気になります！ (2014年2月28日 17時) (携帯から) (レス) id: b32fdb91ad (このIDを非表示/違反報告)
こにゃんこ(プロフ) - 続編出しました。まだプロローグしか書いてませんが…。 (2014年2月28日 17時) (レス) id: 6a433d4c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こにゃんこ | 作成日時：2014年2月2日 11時
