180，二人で約束 ページ38
これは、本音ですよ。本当にAさんの安全を考えて言ってるんです。不埒なことはもちろんしません。なんなら契約を結んでもいいです
そうごり押せば、Aさんは少し考えたあと承諾してくれた、この人。チョロすぎないですか？こんなんじゃいつ誰に取られるか…じゃなくて。いつ命の危険に晒されてもおかしくない
「契約までしなくて大丈夫だよ、それにショッピ君も…嫌だろうけど淫魔だろうからちゃんと使命でそういうことしてきて、そういうの満たしてくるだろうから。大丈夫。鬱先輩もよくやってたし」
「俺がアンタを襲うとかそういうの考えてたんすね」
「いやっ！違うよ！違うの！でもほら…流石に成人女性だしそういうの危機感とか必要かなって…ショッピ君は前科あるし…」
「前科て…まぁ否定しませんけど。俺がそういう気持ちに万が一なったときは相手してくれるんすか？」
冗談でそう問えば簡単に耳まで真っ赤に染め上げた。態度だけはなにいってんだこいつ…という冷たい目線を作り出そうとしてるけれど
そういうの俺に通用しないし、正直可愛いからやめて欲しい
「冗談っすよ、破ったら十字架で殴ってください」
「淫魔って十字架で撃退するの…？」
「知りません、でもなんかそういう物の方がぽいっかなって」
「なんだそれ」
「物理で殴っていいっすよ、基本的に理性が戻ってくれば平気なので。なんなら魔力で拘束とか」
「うん、わかった。万が一無いのがいいけど、その万が一の時は本気で殴るから怒らないでね」
なんてわけのわからない約束を結んだ
この人、危機感って言葉の意味知らなさそう
でも、きっと俺だから許してくれたのかも知れないって思うとちょっと嬉しくなった
グルッペンさんとかトントンさん、俺がAさんと行動してるのみてどう思うやろ
間抜けな顔したらその顔記録してやろう
「ショッピ君？なんだか楽しそうだけど…」
「なんでもないっす、でも俺も。Aさんにこの事話したらスッキリしました」
実はこの事実をちゃんと知ってるの、俺とコネシマさんしかいないんすよ
なんて彼女の耳元で囁けば、まるで重大なことを知ってしまったみたいに顔を真っ青にして此方をまた見つめる。百面相か。おもろ
「まぁそのことも追々、この部屋が不便なら物も徐々に増やしていくっすよ」
「うん、ありがとう。これから迷惑かけるかもだけど、よろしくね」
そんなお人好しな一言と、またコロッと無邪気な表情に変わるのがとても好ましい
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夜空音 - SAKANAさん» ありがとうございます！私情ですが最近、やるべきことが増えてしまって投稿が止まってしまいましたが。またすぐに続きを投稿するつもりです！ (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8c5a9de848 (このIDを非表示/違反報告)
SAKANA(プロフ) - この小説好きです、泣きました。更新されてないみたいですが待っています。どうかお願いします (2018年8月22日 2時) (レス) id: a3a9931e24 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 変なカピバラさん» ありがとうございます！最近、誤字多いですね…すみません。頑張ります！ (2018年7月24日 22時) (レス) id: df99eb9ad9 (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 控えめに言って好きです。((← あと、167で誤字が見られたので報告です。違憲→意見。お疲れのでませんように…無理せず頑張って下さいね。 (2018年7月17日 1時) (レス) id: 6e0c970f76 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - うおがめさん» ありがとうございます！誤字訂正しておきます！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 3aed2af562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2018年4月26日 0時
