171，そういうことに ページ30
「Aさんの頭の中、たぶん記憶の改竄…されてますよ」
「え…え？どういうこと？それ、本当なの？なんで分かるの？」
「一気に質問しないでください、今からそれを一つづつ説明しますから」
「…」
正直、ショッピ君がどんな子か私にはまだわからない。出会いは最悪だし、二回目は確かに助けてくれたけど…なんだか、そのせいで逆に良くわからなくなった
「説明するより証明する方が早いですよね、てことでAさん。俺の魂…見てみてください」
「え？いいの？…魂見るってあんまり良くないんじゃ…」
「別に、それに俺は既に契約済みなんで関係ないっすから」
「契約済み？あの。あれ？一番…確りした奴？」
「…そうっす、まぁ確認すればわかりますよ」
言われる通りにショッピ君の目を見る、初めてちゃんと見た薄紫の瞳がじっと見つめてきて
綺麗だなって余計なこと考えてたら段々と見えてきた…
「…透明度が…無い」
まったくと言って透明度の無い薄紫色と同じくらい透明度が無い空色、空色のほうが薄紫を締め付けるように二つは存在していた
「片方はコネシマ先輩の魂です」
ショッピ君の声で我に帰る、余りの透明度のない魂が彼の回りを旋回してやがて見えなくなる
「魔力は全て、コネシマ先輩に流れ出してます…勿論、其を使うことも可能ですが、基本的に俺は自己生産したものを全てコネシマ先輩に奪われてます」
「それが、何？私の記憶に繋がるの？」
「いえ、ただ…今から言うことを信用して貰うために見せただけです」
「何？何かあるの？」
緊張した面持ち、そんな急に付き合ってます！的な？そういう暴露去れても困るからね？
あ、違う？何言われるのか予想もつかなくて
「…Aさん、俺」
「元々、スプリングだったんすよ」
「はい？」
「だから、魔力で何でもできるんすよ。Aさんの頭の中覗くのだって簡単に…でも、そんなの怖いじゃないですか！だから、普段はコネシマ先輩に魔力流してるから大丈夫っていう話をした上で…」
「ストップストップ、え？…スプリング？私と同じ？だってショッピ君…尻尾と羽…人間じゃ無いよね？」
「…基本的にスプリングは、スプリングであることによって最高の幸せな人生を、いっさい人外に関わることなく送るか…幸せだからこそ起きた不幸によって人外にかかわってしまうか。その２つなんです…後者のその後の人生は…自分も【ひとならざるもの】になる他、ありません」
「それって…」
人間じゃ無くなるってこと？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 466人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜空音 - SAKANAさん» ありがとうございます！私情ですが最近、やるべきことが増えてしまって投稿が止まってしまいましたが。またすぐに続きを投稿するつもりです！ (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8c5a9de848 (このIDを非表示/違反報告)
SAKANA(プロフ) - この小説好きです、泣きました。更新されてないみたいですが待っています。どうかお願いします (2018年8月22日 2時) (レス) id: a3a9931e24 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 変なカピバラさん» ありがとうございます！最近、誤字多いですね…すみません。頑張ります！ (2018年7月24日 22時) (レス) id: df99eb9ad9 (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 控えめに言って好きです。((← あと、167で誤字が見られたので報告です。違憲→意見。お疲れのでませんように…無理せず頑張って下さいね。 (2018年7月17日 1時) (レス) id: 6e0c970f76 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - うおがめさん» ありがとうございます！誤字訂正しておきます！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 3aed2af562 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜空音 | 作成日時：2018年4月26日 0時
