158，やってきた ページ17
バァァァンッと音を立てて扉が開け放たれる、その音よりも更に上をいく声が響いた
「ショッピ君てめぇぇええええ！！！」
「うわ、うるさ」
「おまえ！勝手に！魔力使うなっていうたやろ！？お前なぁ！」
「クソ先輩が雑魚だから魔力の流出を押さえれないだけなんじゃないですか」
「お前なぁ！？ちゃうやん？お前の体はもう契約のせいでだいぶ不自由なんやで？てか、魔力ガンガンすいとるってどんな術式ひいてんねん！何するつもりなん？」
「…見ようと思えば見れるじゃないですか。心の中」
「それが嫌やから聞きに来たんやないか！直接！」
「シッマ、うるさいで」
「なんや、おったんか大先生」
キィーーンと耳に響く声で説教をされてしまった、腹が立つ。なんなんだろう、この人は
俺の何だって言うんだろうか…俺が好き勝手やるのはいつも見て見ぬふりして、こうやって体に負担をかけるときだけ飛んでくる
凄く迷惑だ
「とにかく、先輩に話すことはないんで。じゃ」
「まてまてまて！閉め出そうとするなや」
「チッ」
「おいコラァショッピ！というか、ショッピ君が魔力削りまくったせいで俺前線に立てんからな？勝手なことしやがって」
「そうですか。じゃあ部屋で大人しく…」
「隠し事しとるんちゃうぞお前、大先生もやで？…何か隠しとるやろ？」
本当に、なんでこんな勘の鋭い人なんだろう
なんでこんなめんどくさい人に魔力を明け渡してしまったのか
「というか、元々は俺のスプリングの魔力だから使ったって構わないじゃないっすか」
「契約で俺に譲渡するって言うたやん」
「喉が乾いて、蛇口捻ったら水でたらそりゃ飲むでしょ」
「俺、人間ちゃうからそんなん知らん」
「はぁ…ほんと心ないっすね。死んでください」
「うるせぇ！まずは契約違反でテメェを殺す」
「あのぉ…僕、帰っていいですかぁ？」
鬱先輩の情けない弱々しい声がして先輩とは一時休戦となった。…そうだ、こんなことしてないでもう一度術に集中して二人の行動を追わなくては
「先輩、ほんまに邪魔なんで出てってください」
「駄目や、お前らが何しとるんか調査せなアカン」
「クソかよ」
「やんのか？」
「やりません、やりませんけど言いません。自分で見極めてください」
「…あくまでも教えてくれんのやな」
「別にやましいことはしてないんで、言ってもいいんですけどね。…本人が言ってるんですよ、グルッペンさんにバレたく無いって」
「グルッペンに…？」
「だから、勝手に見て判断してくださいね」
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夜空音 - SAKANAさん» ありがとうございます！私情ですが最近、やるべきことが増えてしまって投稿が止まってしまいましたが。またすぐに続きを投稿するつもりです！ (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8c5a9de848 (このIDを非表示/違反報告)
SAKANA(プロフ) - この小説好きです、泣きました。更新されてないみたいですが待っています。どうかお願いします (2018年8月22日 2時) (レス) id: a3a9931e24 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 変なカピバラさん» ありがとうございます！最近、誤字多いですね…すみません。頑張ります！ (2018年7月24日 22時) (レス) id: df99eb9ad9 (このIDを非表示/違反報告)
変なカピバラ(プロフ) - 控えめに言って好きです。((← あと、167で誤字が見られたので報告です。違憲→意見。お疲れのでませんように…無理せず頑張って下さいね。 (2018年7月17日 1時) (レス) id: 6e0c970f76 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - うおがめさん» ありがとうございます！誤字訂正しておきます！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 3aed2af562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2018年4月26日 0時
