騒がしい双子は、ブラック本丸をホワイト本丸に変える。 (ページ22)

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第64話ページ22

清光「ちょっと、2人握力強すぎー！
俺の腕がもげる！

ソハヤも手伝ってー！！」

加州の声に、俺は気付いた。

ソハヤ「おぉ！」

そして、俺達は2人を止めた。

こんな、俺達に皆が笑った。

俺も笑顔に。

これで、兄弟も隣に居たら………

そう、俺は思ってしまった。

葉月side

葉月「ゼェ………ゼェ……つ……疲れ……た……」

薬研「はぁ……はぁ……こう……なったのも………全部……葉月……の……せいだ……」

私と薬研は、走り回った末に力尽き
今じゃ、床で仲良く倒れた。

あの後、私の隙を見、薬研がスマホを奪おうとし
薬研に追い掛けられこうなった。

そんな、私と薬研に皆呆れ気味。

骨喰「ほら、薬研、葉月立てないだろ？」

骨喰が、手を差し伸ばした。

薬研「おう。
すまない、骨喰兄」

葉月「骨喰の手……冷たい。
刀剣保冷剤」

骨喰「やめてくれ………」

薬研「おい。
俺にも、骨喰兄の手貸せ。」

葉月「薬研は、ただ単にその手袋をしているからなのでは？
外せばいいのに」

手袋、マジで暑そう。

ただでさえ、手袋なのに
これ、めっちゃ日光の光吸収するじゃん。

日焼けの跡ヤバそ。

薬研「いや、俺はこの手袋を外すと何かが起こる……
それでも、見たいか？」

葉月「あ、結構でーす。」

そんな「俺は、この魔力を封じた魔の手袋を外すと
封印されし暗黒龍が暴れる！くっ……！」みたいなのいいから。

それ言ったら、君達も厨二病発言してたよね？って
思う人も沢山居るはず。

やーねぇー

姉ちゃんなら、兎も角私のアレはノリで行っただけだから。

誤解しないでよ？

姉ちゃんなら、有り得そうだけど。

骨喰「葉月……そろそろ、手を離してくれ。」

葉月「あぁ、めんご。
君、夏には大活躍間違いなしだよ？」

骨喰「………俺の手を、そんな風に扱われる日が
来るとは思わなかった。」

そだねー

宗三「貴方達、さっきから騒がしいですよ？」

葉月「ごめんごめん。
えーっと………」

宗三「宗三です。
左が、お小夜で右が江雪兄様です……」

葉月「おぉーご親切にどうも。」

宗三さんは、不機嫌そうに私を睨んだ。

葉月「まぁまぁ、そうカッカしなさんなー
……って、3人は何してんの？」

なんと！！3人は、壁に貼ってある桜の絵を眺めていた。

しかも、リアルの桜に見える。

葉月「えっ、上手くね？」