9 ページ10
目の前に佇む大きな屋敷…
流石ダンブルドア、と言えるほどだった。
先端が槍のように尖った鉄の柵の入口を開けて、
玄関の扉の前に立ち、扉を開こうと鍵穴に鍵を入れた時
｢お帰りなさいませ。お嬢様｣
どこからともなく声が聞こえた
『お嬢様！？ 』
お嬢様なんて人生で呼ばれたことないぞ？
それにどこから声が…？
｢えぇ、この家の主。それはお嬢様です｣
『誰ですか？…どこから話しているの？』
優しい声色だが、姿が見えないので少し落ち着かない。
玄関を抜けてダイニングの様な広い場所に出る
広い、じゃ説明が出来ないほど"とてつもなく"広い部屋
窓には赤いカーテンがかかって金色の装飾が美しく輝いていた。
テーブルは何十人も座れるような長いテーブルで、
木造ながら花の装飾が掘られていて大変趣味のいいものだった。
『校長らしいなぁ…』
貸してもらったハンカチにも花の刺繍。
花が好きなのかな。
｢お気に召されましたか？｣
またも声が聞こえてくる
どこに居たって声が聞こえてくる
しかし、後ろを向いても人の気配がしない
『 その…貴方は幽霊ですか？』
こんなに広い家であれば幽霊くらいいそうなものだ
綺麗だけど、生活感がなくムードがある。
背中に冷や汗が伝った
するとふふふ、というような陽気な笑い声が聞こえ
｢お化けなんかじゃないですよ。
私はあなたを守る屋敷、屋敷そのものでございます。｣
『 家が私に…？話しかけているの？』
原作にも無いような事に驚き声が裏返る
｢えぇ物珍しいでしょうが。
アルバス様の魔法で意志を持つ家になったのです。
屋敷の中でなら料理を準備することも、扉をお空けするのも私の意思で出来るのです｣
『 …あの、ダンブルドア先生からこの家を使うようにと…。
これからお世話になります！』
｢主が帰ってくるなどもう何十年ぶりでしょうか！
なんなりとお申し付け下さいませ｣
凛とした女性の様な声。
とても心地の良い声が鈴のようにころころと笑った
『ありがとう！』
満面の笑みで答えると何故か屋敷の雰囲気が柔らかく、優しくなった様な気がした
｢…貴方の笑顔は花のよう。
この屋敷にも漸く花が芽吹くのでしょうね。
お嬢様にお仕えでき光栄でございます｣
さぁ、荷物は2階のお嬢様の部屋にございます、と
先程まで点っていなかったシャンデリアが煌めき始め、屋敷は私を案内し始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まむさじ(プロフ) - 暁ホームズさん» なるほど！空白を作ったり○を使うなどして検索避けや濁し等の対策を取らせて頂きますね！オリフラを建てないというルール等しか存じ上げませんでしたので参考になります！コメントありがとうございました！ (1月21日 22時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 普通に疑問なのですけど、夢小説にユニ○ってフルで書いて大丈夫なのでしょうか？実在パークなら、本家とは関係ない夢小説故、そこで働く方達の目に留まったら、少しアレかなと思いましたので (1月21日 21時) (レス) @page4 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ロォズさん» 西九条駅からでもいけますよ。 大阪で乗っても直接ユニバーサルに行ける場合と西九条で乗り換えないといけない場合があります。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 36c73806e6 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - 龍さん» 初めての作品で文が謎になったりしてるんじゃないかって凄く不安だったんですが、そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！続きもバンバン更新しますので是非これからもよろしくお願いします!!!! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 凄く面白いです！続きが楽しみですよ〜！！これからも頑張ってください応援してます(o´・∀・)o (2019年4月21日 22時) (レス) id: b1626f9a13 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まむさじ | 作成日時：2019年4月7日 4時
