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『何かお困りでした？』
声を掛けると手に持っていたフォークを静かに食器に置き、
彼は何も無い空間…もといファンに話しかけた
｢君は中世からの屋敷かね｣
彼を観察して完全にリラックスしていた私の頭はそのいきなりの話の流れについて行くのに1拍遅れた
私が理解できなかった時間に彼女はいとも容易く答えてしまった。
｢ご明察の通りです｣
中世って中世だよね？
今が20世紀ならば……
『…ファン…さん？！』
彼女は1000歳かも…いや築1000年ということだ!
そんな年上に今名前をつけて同い年みたい！なんて言った自分を消し去ってしまいたかった
そんな私にファンは年不相当の凛々しい笑い声を上げた
｢そんなあからさまな｣
良いんですよ、ファンで。
そう言ってナプキンで夕食のソースを拭き取る彼女は、
古臭くて申し訳ありません、と今度は謝罪を口にした。
勿論、今まで私と過ごして来て私は凄い屋敷だと思うだけだったのは彼女は知っている。
きっとこれはお客さんである彼に向けられたものだろう。
古臭さを全く感じさせないしなんなら新築とも思える程だ。
｢鉄の甲冑鎧、蝋燭型のシャンデリア、銀の食器にカトラリー…金糸の装飾が施された深紅のカーテンにカーペット｣
その他にも彼はその考えに思い立った証拠を並べていく。
私が気付いていなかったものを彼はこんなに見ていたのか。
｢流石ホグワーツの先生ですね。
お恥ずかしながら私は中世の中頃の生まれになります｣
確かに今一度しっかりと内装を見ると世界史の教科書で見た様なダマスク柄であったり、
貴族が使用するピカピカの食器で、座る椅子は精巧な彫り物がされていた。
｢…宝の持ち腐れめ｣
いくら昔の時代のものでも価値の分かる人間なら目を輝かせて喉から手が出る程の代物ばかりだ。
値をつける事が出来ない位の歴史的な家具だってある。
よく物を壊してしまう(勿論大切に扱うのだがドジをしてしまうのだ)私には絶対に触れさせてはいけないものばかりで。
こちらに来てから壊したものが無いのがせめてもの救いだ。
｢部屋の数も大きさも、1家族が暮らすには巨大すぎる。
初代当主は余程財力があった貴族か客を招くのが好きな人間だったのだろうな｣
『なるほど？』
そこまで分かられてしまうと少し恥ずかしいですねとファンは言った
そんな屋敷もきっと客を招かれるのが好きだったのだろう。
2人じゃ食べきれない程の沢山の料理は輝いて美味しそうに見えた
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まむさじ(プロフ) - 暁ホームズさん» なるほど！空白を作ったり○を使うなどして検索避けや濁し等の対策を取らせて頂きますね！オリフラを建てないというルール等しか存じ上げませんでしたので参考になります！コメントありがとうございました！ (1月21日 22時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 普通に疑問なのですけど、夢小説にユニ○ってフルで書いて大丈夫なのでしょうか？実在パークなら、本家とは関係ない夢小説故、そこで働く方達の目に留まったら、少しアレかなと思いましたので (1月21日 21時) (レス) @page4 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ロォズさん» 西九条駅からでもいけますよ。 大阪で乗っても直接ユニバーサルに行ける場合と西九条で乗り換えないといけない場合があります。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 36c73806e6 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - 龍さん» 初めての作品で文が謎になったりしてるんじゃないかって凄く不安だったんですが、そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！続きもバンバン更新しますので是非これからもよろしくお願いします!!!! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 凄く面白いです！続きが楽しみですよ〜！！これからも頑張ってください応援してます(o´・∀・)o (2019年4月21日 22時) (レス) id: b1626f9a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年4月7日 4時
