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度々祖父は屋敷へとやってきて、
私の進捗を見るかのように魔法の応用を求めた
私がこの世界へ現れてから早1ヶ月半が経とうとしていた。
もう7月の前半。
焦る気持ちを祖父は制しつつ今日も魔法を教えてくれる
そしてついに。
｢頭に呪文を思い浮かべるのではなく、心で唱えるイメージでの。頭の中はこの魔法でどのようなことをするのか、それを考えるのみじゃ｣
『……(エイビス(鳥よ))』
瞬間私の頭上に7羽くらいの雀のような鳥がﾊﾟﾀﾊﾟﾀと飛んだ
｢おぉ実に可愛らしいな…もう、儂から教えられる事は見当たらないな…お疲れ様じゃ｣
『本当にありがとう…』
祖父に力一杯抱きつけば腕を回してきて優しく抱き返してくれた
｢君は本当に頑張り屋さんじゃ、よくぞここまで。…また時々遊びにおいで｣
祖父は私から離れゆっくりと背を向けた
訓練楽しかったなぁ…
大変だったけど本当の家族みたいで。
本当に先生がおじいちゃんみたいで。
私は彼に…"家族として"の感謝を述べたくて呼び止めようとした
瞬間に彼は振り返り私の目の前に何かをかざした。
｢おお、そうじゃ。これを渡そうとしていたのじゃ｣
小さな橙色の液体の入った小瓶だった
『これは……？』
｢君がその見た目で入学したら周りは驚いてしまうからな。少し時を戻そう。幼くなる薬じゃ｣
『子供に戻る……因みに17歳に定期的に戻れるような…薬は？』
｢…ない｣
その回答に薬を飲むという選択肢を選ぶ事に気後れし始めた。
もしも幼い姿のまま元の世界に戻るようなことがあったら……
トリップしたのも急であれば帰るのも急であることもあるだろう
｢但し、薬を使って若返ったとて成長が止まる訳では無い。
人と同じように時間が経つごとに成長する｣
つまり約7年は絶対に居ないといけない。
成長して元の姿に戻るまで……帰れないということ
けど未来を変えると決めたから…私は＿＿＿。
いわばこの薬はこの世界に私を居させるための鎖である様だった。
正当な理由の1つになるような。
｢…しかし7年間、帰る意思は無いのであろう？｣
これから先よろしく頼む、と言っておじいちゃんは暖炉から帰った。
鎖…か。
祖父に気持ちを伝えられず残念に思いながら、何故こんな回り道する様な効果の薬を飲ませようとするのだろうと疑問に思った
彼ならもっと融通の利く物も寄越せる筈なのに
例えば…変身術とか。
それは私にはまだ荷が重いからだろうか
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まむさじ(プロフ) - 暁ホームズさん» なるほど！空白を作ったり○を使うなどして検索避けや濁し等の対策を取らせて頂きますね！オリフラを建てないというルール等しか存じ上げませんでしたので参考になります！コメントありがとうございました！ (1月21日 22時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 普通に疑問なのですけど、夢小説にユニ○ってフルで書いて大丈夫なのでしょうか？実在パークなら、本家とは関係ない夢小説故、そこで働く方達の目に留まったら、少しアレかなと思いましたので (1月21日 21時) (レス) @page4 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ロォズさん» 西九条駅からでもいけますよ。 大阪で乗っても直接ユニバーサルに行ける場合と西九条で乗り換えないといけない場合があります。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 36c73806e6 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - 龍さん» 初めての作品で文が謎になったりしてるんじゃないかって凄く不安だったんですが、そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！続きもバンバン更新しますので是非これからもよろしくお願いします!!!! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 凄く面白いです！続きが楽しみですよ〜！！これからも頑張ってください応援してます(o´・∀・)o (2019年4月21日 22時) (レス) id: b1626f9a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年4月7日 4時
