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｢……壁に耳あり障子に目あり、とはこの事かの。セブルス｣
すると2つの足音がして1つは出口へ、もう1つは…儂の元へ来た
盗み聞きをしたのは一人ではなかったようじゃ
この短時間で乱された自身の心は落ち着きを取り戻し、平常に涼しい顔をして声を放った。
黒いローブを揺らしながらゆっくりとダンブルドアへと近づく影…スネイプだった。
｢…彼女に何故あの様な事を｣
どうして同じ質問をしたのかという事だろうか
彼なら儂に問うと思った
｢彼女はとてもよく君に似ておるよ｣
｢我輩の質問に答えて下さい｣
いつもの抑揚のない声はどこかへと行き、
やや感情的になったスネイプにダンブルドアは少し驚く
ダンブルドアは陽気に笑いながらゆったりと言った
｢実に熱心で、頭の回転が速い子だよ｣
｢…校長｣
そんなことを聞きたいわけじゃないと儂を急かす。
彼は彼女に少し興味を持ったのか？
確かにあの子は人目を引く何かが秘められている。
きっとあの子ですら知らない何かが。
｢彼女は新年度、新入生として入学させる。どうか彼女を見守ってはくれまいか｣
｢……我輩、がですか？｣
僅かに彼の黒い瞳が揺れる
彼女の瞳とは違って何処までも黒い瞳。
彼女が光ならきっと彼は闇であり影であろう
彼女が光の元で生きるのに、影は傍に居なくては。
｢他に誰がいる。他でもない君じゃ｣
それに…だ。
彼女はこの世界の未来を担う。
そして儂はあの子の未来を担う。
君は君の世界を救い…いや儂は儂の世界を救ってみせる
｢…彼女を守れ、必ず｣
｢…貴方は何を｣
｢"先日と"同じようにはなるな｣
｢……はい｣
喉の奥から絞り出した声でそう呟いた。
半ば戸惑ったように見えたセブルスは踵を返して校長室を後にした
｢中々に、セブルスのあの顔は堪えるよ｣
まるであの時と同じ表情だった。
思っていたよりも、彼の中であの言葉は生き続けていたようだ。
椅子の背もたれに寄りかかり眉間に手を置いてもう誰もいない虚空へ言葉を飛ばした。
1枚の、手紙を開いて。
差出人は、アルバス・ダンブルドア。
文字は、震えていた手で書いていたのだと推測ができる。
｢…儂はこんなメモをした覚えはないんじゃが｣
その内容を見たものは彼以外誰もいない。
彼の言った"先日"はここに居る誰もが知らない
でも確かに筆跡は自分自身。ダンブルドアのものである。
本当に未来を知っているものは
＿＿＿そう、此処には…。
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まむさじ(プロフ) - 暁ホームズさん» なるほど！空白を作ったり○を使うなどして検索避けや濁し等の対策を取らせて頂きますね！オリフラを建てないというルール等しか存じ上げませんでしたので参考になります！コメントありがとうございました！ (1月21日 22時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 普通に疑問なのですけど、夢小説にユニ○ってフルで書いて大丈夫なのでしょうか？実在パークなら、本家とは関係ない夢小説故、そこで働く方達の目に留まったら、少しアレかなと思いましたので (1月21日 21時) (レス) @page4 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ロォズさん» 西九条駅からでもいけますよ。 大阪で乗っても直接ユニバーサルに行ける場合と西九条で乗り換えないといけない場合があります。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 36c73806e6 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - 龍さん» 初めての作品で文が謎になったりしてるんじゃないかって凄く不安だったんですが、そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！続きもバンバン更新しますので是非これからもよろしくお願いします!!!! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 凄く面白いです！続きが楽しみですよ〜！！これからも頑張ってください応援してます(o´・∀・)o (2019年4月21日 22時) (レス) id: b1626f9a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年4月7日 4時
