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『……』
自室の机で私は黙々と考え事をしていた
机上の杖を両手でいじりながら脳内は大論争を起こしていた。
私は物語の結末を知っている存在のため、
私の行動が未来を大きく変えてしまう
原作は原作の美しさがある
そのシーンで命を落とすことでその人物の生き様が素晴らしく
美しいものになるという場面も沢山あった
それを私の我儘だけで壊して良いものだろうか
……ハリーもスネイプ先生が死ぬ間際に記憶を貰って、
彼の口からは明かされなかったハリーに対するスネイプ先生の愛が憂いの篩によって明らかにされた
そしてスネイプ先生の死は誰もが悲しんだ
ハリポタの人物も
ハリポタのファンも
『私がいるこの世界は…どんな存在なのだろうか』
物語であるハリポタの世界にトリップしてしまったのは確定であり、もう夢なんかじゃない。
じゃあ私は物語に閉じ込められてしまったのだろうか。
私がやること全てが現実の物語に反映されてしまうのだろうか。
それともこのハリポタの世界は現実世界と同じように存在していて…
いや？そうしたらノンフィクションという事になるよね？
実際そんな話生まれてから馬鹿な話だと育ってきた
あぁこんな事ならもっとトリップ作品を見るんだった
その子達はどうなったのだろう。帰れたのかな。
ふと家族の顔が浮かび出す。
このまま会えなくなっちゃうのかな。
でも、元の世界へ帰ってもここほど素敵な世界じゃない。
私は帰りたくない。
だけどこの世界は私に理解が出来ない存在なのだ
少し未来が不安になる。
……スネイプ先生はこういう時どう考えるんだろうなぁ
『愛のために生きるかぁ…』
愛の為に戦う。
彼は戦った。愛した人の為に。
じゃあ私はどうしたいの？
杖を弄っていた手を止めた。
『彼を、救いたい』
小さく掠れた声が紡がれる。
そうだ。助けたいんだ。
彼を。そして死に行く人たちを。
私がこの世界でやり遂げるべき目標が見つかった気がする
声に出してしまえば脳はそれしか考えられなくなった
そうと決まれば皆を守れる様に力をつけないと…
明日祖父に会いに行こう
祖父には隠さずに明かそう
そして長期休暇の際に魔法の使い方を時間の許す限り教えてもらおう
｢お嬢様。夜が更けてまいりました…｣
『そうね。おやすみなさい』
明かりが消えて天井に広がる星空を眺めた
『どうか成功しますように……』
一際輝いていた一等星に祈って目を瞑った
その偽物の一等星はその少女に何を思ったろう。
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まむさじ(プロフ) - 暁ホームズさん» なるほど！空白を作ったり○を使うなどして検索避けや濁し等の対策を取らせて頂きますね！オリフラを建てないというルール等しか存じ上げませんでしたので参考になります！コメントありがとうございました！ (1月21日 22時) (
レス) id: 583631d775 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 普通に疑問なのですけど、夢小説にユニ○ってフルで書いて大丈夫なのでしょうか？実在パークなら、本家とは関係ない夢小説故、そこで働く方達の目に留まったら、少しアレかなと思いましたので (1月21日 21時) (レス) @page4 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ロォズさん» 西九条駅からでもいけますよ。 大阪で乗っても直接ユニバーサルに行ける場合と西九条で乗り換えないといけない場合があります。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 36c73806e6 (このIDを非表示/違反報告)
まむさじ(プロフ) - 龍さん» 初めての作品で文が謎になったりしてるんじゃないかって凄く不安だったんですが、そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！続きもバンバン更新しますので是非これからもよろしくお願いします!!!! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 5127b376cb (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 凄く面白いです！続きが楽しみですよ〜！！これからも頑張ってください応援してます(o´・∀・)o (2019年4月21日 22時) (レス) id: b1626f9a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむさじ | 作成日時：2019年4月7日 4時
