#story37 ページ38
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____________朝。
目を開けると、そこは寝室だった。
隣を見ると、すやすやと気持ち良さそうに眠る彼女がいて。
「……あれ、昨日……」
眠ったAをベッドまで運んで、
寝顔を見ているうちに僕も眠たくなって……
「……寝ちゃったのか」
彼女の白い肌をふにふにと触る。
『んん……』
「あ、起こしちゃった?」
そう聞くものの
____なんだか様子がおかしい。
『……え、なんでまふくんいるの…?
ていうか今日、何日だっけ?』
辺りをキョロキョロと挙動不審に見回す彼女には
あの、ふんわりした雰囲気はなく
ごしごしと目を荒く擦っている。
「あ、もう十一月じゃん!
まふくんの誕生日、過ぎちゃった……」
もちろん、僕の誕生日は教えていない。
________ということは。
『記憶、戻ったみたい』
爽快に笑う彼女に思わず抱きついた。
まとわりつく彼女の香り。
『まふく、くるしい……』
「え?!あ、ごめん!!」
ちょっと強く抱き締めすぎたみたい。
バッと彼女から離れて、目を合わせる。
「________A」
『えへへ、なんですか?』
例え君がどんな性格になったとしても、
やっぱり、根は変わらずAのままだ。
だから、
僕は、君の……Aの全部が好きなんだ。
ふふっと笑う。
_________もしこの先、
貴方がどんなに変わってしまったとしても
僕は一生
貴方を愛し続けます。
「おかえり」
『ただいま』
[end]
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あゆめ - うわあああ、こんなのずるいですよー!めちゃくそ泣いちゃって目腫れてます!もう、ほかの作品も読ませてもらったんですけど、この短い期間でファンになりました。他作品でも全て泣いてしまいやばかったです。これからも頑張ってください。才能分けて欲しい!頑張って! (2018年12月31日 1時) (レス) id: b36e8c2dc1 (このIDを非表示/違反報告)
あや@ - わぁぁぁ!!!!めっちゃよかったです!!!!感動しました!!!うらる子さんの作品すごく好きですっ!!他のも読んでます!!これからも頑張ってくださいっ!! (2018年2月25日 2時) (レス) id: 4fc314a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
うらる子(プロフ) - 夜魅さん» 返信が遅くなってしまい、すみません…。番外編、検討してみますね!ありがとうございます (2017年12月28日 8時) (レス) id: d8f0f4515a (このIDを非表示/違反報告)
夜魅 - すっっっっごいおもしろいです!わたし的に続編を期待してしまった…。できたら番外編とか、作って欲しいです!ずうずうしくてすみません。新作も頑張ってください!応援してます! (2017年12月27日 16時) (レス) id: 353a4c5d67 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - うわー!完結お疲れ様です!すごい惹きつけられる話で、最後はほんと感動して、涙が出てきました…笑新作も楽しみにしてます!! (2017年11月19日 12時) (レス) id: 75ade3291c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うらる子 | 作成日時:2017年10月16日 18時