カジノ襲撃 ページ4
.
ジュラルミンケース片手にルカを連れてカジノへ遊びに来たら、イカサマをして勝とうとするディーラーを負かし賭け金を倍に増やし、いつの間にか来ていたイドラとルカの所へ駆け寄った。
「おっ待たせ〜!あれ?イドラじゃん。何かの任務?」
「いや、経営状況の確認だ。ジェイこそルカを連れ回してなに遊んでいる。お前にも与えられた任務があるはずだろ」
「そんな怒ってると眉間にシワできてぇ首領に心配されちゃうよ?」
「首領が私のような幹部にも心配等は微塵もしないだろう」
任務は全部終わってるし、新しいのが来ないから暇そうだったルカを連れて何か面白そうなことがありそうなカジノへ来たんだけど...というジェイの言葉は、珍しくイドラとジェイの腕を掴み引っくり返した丸いテーブルの裏へ移動させたルカによって呑み込まれた。
その刹那、マシンガンでも撃っているのだろう連続する発砲音と共に周りの客やディーラー達の悲鳴、ガラスの割れる音、柱や壁に銃弾の当たる音、硝煙と血の香りがこのフロア全体に充満する。
「あは♪やっぱ持ってきといてよかったあ♪」
嬉々とジュラルミンケースを開ける。
その中身は、中距離射撃のできるアサルトライフルで弾丸を装填しいつでも戦えるように装備する。
「ジェイ、ルカ、やるべきことは言わずともわかるな?」
「もっちろん!」
「ええ、わかりますよ。ジェイは一応サポートもお願いします」
「了解♪」の言葉を合図に、隠れていたテーブルを飛び出しイドラが煙幕を床に叩き付けた。
「ジェイ、正面5、右に3、左に3です!」
「はぁいよっ!」
アサルトライフルで、煙幕が充満する中で剣や刀を振るってくる敵対者達を剣先が届く前に蜂の巣にしてやり、片手に拳銃をもち超近距離から弾丸を放つ。
ルカもルカで自分の異能を利用し敵対者達を斬り、イドラも刀で敵対者達を斬っていった。
.
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ