□潤 ページ41
みんなにここまで疑われて、
いいのか、悪いのか。
わからなかったけれど。
でも、結局変わらない。
俺の状況も、未来も、─────…過去も。
そう思って、みんなの言う事に合わせて返事をした。
止めようとするまーくんも、衝撃が大きすぎてうまく行動できてない。
まーくん、ここまで動いてくれただけで、俺は充分だよ。
まーくんが、拳を握ったのを視界に捉えた、その時。
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甘い香りが、フワッと、身体に飛び込んできた。
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潤「───────…A…？？」
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少しの間触れてなかっただけでも、
気持ちが溢れそうで。
必死に、それを抑えて。
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A「もうっ……やめよっ…？」
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誰よりも愛してるキミの気持ちを、
汲み取りたい。
だけど。
キミを傷つけることが
何よりも、苦しい。
だから…
ごめんね。
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潤「ふはっ、何言ってんの？…また、されたいわけ？」
和也「おまえっ…！！」
殴りかかろうとするにのを視界に入れて、
─────…少し、Aを守る体勢になって。
目を瞑って、覚悟した。
けれど、耳に届いたのは音ではなく、声だった。
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雅紀「ふざけんな！！！！！」
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智「…まーくん…？」
18年間の中で、聞いたことのないまーくんの怒鳴り声。
その声は、3人の方に向いていて。
翔「おまえ…俺らに怒鳴ってんの？」
和也「方向違うだろ！？」
雅紀「違うのはおまえらの方だろ！？18年間も一緒にいてなんで気付かねえんだよ！！潤くんの異変に、Aの違和感に！！」
智「…どういうこと？」
だめだ、だめだ、まーくん
潤「違ってねえよ！！違うのはおまえだろ！！」
雅紀「潤くんもAも苦しんでんだよ！！気付いてやれよ！！！」
翔「なんでおまえは裏切り者の肩を持とうとするんだよ！！」
怒鳴り声が絶えない。
みんなの怒りが、おさまらない。
そんなとき。
蚊の鳴くような声が、小さく響いた。
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A「…やめて…っ、」
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー嵐
和くん
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2013年7月24日 23時
