□雅紀 ページ40
── ガチャ
雅紀「…潤くん」
俺がそう呼ぶと。
潤「また来たの…？」
そう、声を漏らしてから屋上のはしごの上から顔を覗かせた。
──────…瞬間。
潤「……Aっ…、」
Aを見て、目を見開く潤くん。
そんな潤くんを見て、俺の隣のAは
───────今にも、傍にいきたそう。
雅紀「…A、行っておいで？？」
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『うん、行ってくる…まーくん、ありがとう！』
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そう、なるはずだった。
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和也「…行かすわけないでしょ」
雅紀「……っ、みんなっ…、」
怒られる、俺も、ハブだ。
…そう、思ったのに。
翔「…やめてくれる？…裏切り者さん」
雅紀「…え？」
潤「…なにが？」
和也「あんたが、相葉さんを利用したんでしょ」
『何言ってんの？違うよ』
そう言いたいのに、衝撃が大きすぎて
言葉が出てこない。
─────────…なんでそうなる？
智「まーくんが、人を疑うことが苦手っていう性格だから。それを利用して、味方を増やそうとした…そうでしょ？」
はしごの上にいた潤くんが、降りてくる。
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やっと…やっと、色づいてきた潤くんの目が。
一瞬にして、真っ黒に戻った。
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潤「…だったらなんなの？」
雅紀「ちょっ、潤くん…！」
翔「まーくんはいいよ、悪くないから」
違う、違う、そうじゃない、
どうしてみんなは、
潤くんを疑うことしかしない──────…？
何も声に出さず、ただただ俯いているだけのA。
目が真っ黒に戻った潤くん。
どうして、どうして───────…
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『ふざけんな！！』
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口から出そうになった言葉を飲み込んだのは、
Aの行動を目にしたからだった。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー嵐
和くん
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2013年7月24日 23時
