□和也 ページ15
―次の日
俺らは、いつもより早くに集合してた。
…ふたりが、一緒に出てくるかもしれないから。
いつも、8時前集合。今日は、7時半前。
結構、早いでしょ?
だから、絶対ふたりで出てくるって思ってた。
…けど。
ガチャ…
潤「はよ」
出てきたのは、潤くんひとり。
雅紀「おっはよ−っ!」
俺らが驚いて喋れないことに気付いたのか、相葉さんがいつも通りに挨拶。
なんてったって、結構この予想に自信があったから。
翔「はよ−、潤くん」
和也「おはようございます」
智「おはよう…」
潤「みんな早くない?」
和也「いつもね、潤くん早くて勝てないから、今日こそ勝ってやろうってことで」
翔「頑張ったわけですよ」
潤「なんだそれ(笑)」
……Aのこと、触れないんだ。
こっちから、触れてみる。
和也「ねぇ、Aは?」
潤「え、なんで俺に聞くの(笑)」
智「いや、だって」
潤「あ、起きてたの(笑)」
翔「ねぇ、Aは?」
潤「だから知らねぇって(笑)俺に聞くなや(笑)」
雅紀「え−」
潤「逆にこっちが聞きてぇわ(笑)」
智「まぁ、そう言われればそうだね(笑)」
……普通じゃん。
なんだ、動揺するかと思ったのに。
……時間、かかりそうだな−
すると。
ガチャ…
A「おはよ^^」
和也「あ、A」
5人「おはよ−」
自分の家から出てきた、A。
俺らより早く、移動したってこと?
…ってか、俺の中でふたりで一緒に居たって前提になってんな。
まずは証拠を集めないと、ですね。
翔「ほら、ガッコ行くよ−」
雅紀「あ、宿題」
潤「遅ぇよ(笑)」
翔「俺は却下だかんね、見せんの」
雅紀「早いよ−、言うのが−!」
和也「言われるに決まってんでしょ−が、毎日なんだから(笑)」
智「に−のちゃ−ん、」
和也「うわなんだよ気持ち悪い!」
雅紀「愛の告白じゃねぇの(笑)」
ちょっと戸惑ってると、大野さんが小声で。
『なんかわかった?』
って。
『わかるわけなぃでしょ−よ、予想全然当たってないんだから』
『だよね−』
そこで、会話終わりかと思えば。
『けどさ』
なに、なんかあんの?
『Aさ、今日だけ髪、ちょっと前にしてない?なんか、いつもと違う…』
髪…?
あ、ほんとだ。なんか、首に巻いてる感じ…
―― 首?
……まさか...
いや、まさかだよ。
そこまでは…
『にの?』
『……あ、うん。ちょっと、見ときます』
嘘。
そう、思った。
けど、潤くんの笑顔に。
ソレが、確信に変わった。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー嵐
和くん
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2013年7月24日 23時
