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センラside
"あたしのせいかもしれない"
その言葉の意味が分からず一人固まっていると、菜々子さんがおもむろに話を始めた。
「あたしの友達の親戚のおばさんの妹の旦那さんの従兄弟の長男の家族の話なんだけど、」
「へ…？」
ややこし過ぎる設定にますます困惑するが、菜々子さんは特に気にする様子もなく淡々と話を続ける。
「その長男の娘はすっごく甘えん坊で、毎日ずっとパパ、ママって言ってくっついてたの。
でも、育児休暇が終わって両親が働き始めるとそうはいかなくなって。
それで次に甘えたのが7つ年の離れた姉だった。
姉は始めこそ一緒に遊んでくれたものの、中学にあがる頃……つまり女の子が6歳の頃にはあまり構ってくれなくなっちゃって。
まあ、それでも女の子は幸せだった。
日中は寂しくても、夜になればみんな帰ってきて一緒にご飯も食べれたし、一緒にお風呂も入れたから。
ところがどっこいそんな幸せも長くは続かず、
姉が高校にあがる頃ぐれ始め、家にも夜遅くまで帰ってこなくなって、両親も残業続きで9時までに帰ってくるなんてことはほぼ無くなっちゃったの。
それで女の子は、ご飯もお風呂も自分で準備し、全てを一人で済ませる生活を送るようになった。
両親は、毎日一人で寂しくないか、早く帰ってくるようにしようか、と何度も女の子に尋ねたけど、いつの間にか甘えたい気持ちより迷惑をかけてはいけないという気持ちの方が強くなっていた女の子は、平気だよと言って我慢した。
でも一度だけ、女の子はどうしても聞いてもらいたい話があって、誰かが家に帰ってくるのを待ってたことがあったの。
10時頃、鍵の開く音がして姉が帰ってきた。
女の子は早速話を聞いてもらおうと姉に話しかけた、「あのね」って。
でも姉は聞かなかった。鬱陶しいと言って無視をした。
たった一度の女の子のわがままをその一言で一蹴りして踏み潰した。
……それ以来女の子が人を頼ることは無くなった。
一人で全部抱え込むようになった。」
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2023年4月11日 11時) (
レス) @page42 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 優しくないですよ笑笑お体大事にしてくださいね (2019年4月21日 22時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» え、やさし…(ｷｭﾝ)(これが恋…？)(黙れ)(すみませんでした) (2019年4月20日 23時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ずっっと待ってます！お疲れ様です。小説よりもお体を大切にしてくださいね(o・ω・o) (2019年4月20日 23時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます…！今までやれ大会だ、やれテストだ、でわたわたしてて更新できてませんでしたがもうすぐ更新しますので！どうか気長にお待ちください( >д<) (2019年4月20日 19時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1607 | 作成日時：2018年10月22日 8時
