▽ ページ40
センラside
「…………」
思ってたよりもずっと重い内容の話に、何と言えばいいのか分からなくて黙りこんでしまう。
「…ごめん、嘘。」
「え、えぇっ！？」
「本当は友達の親戚のおばさんの妹の旦那さんの従兄弟の長男の娘の話じゃなくて莉子の話。」
「え、あ、そこですか！？」
それは…はい、何となく分かってます…と小声で言うと、菜々子さんはあ、やっぱり？と言いながら悲しそうに笑った。
「私のせいなんだ、莉子がああなったの。もうかれこれ15年以上まともに甘えてないだろうから、そもそも甘え方とか頼り方とかもう分かんなくなってるかもね。」
「15年…ですか。」
「だから泉くんが頼りないわけじゃないよ、安心して？」
「いやいや、そんなこと…」
"ないと思いますよ"
そう続けようとしたのだが、菜々子さんの言葉に遮られて最後まで言い切ることが出来なかった。
「私ね、初めて泉くんが家に来たときびっくりしたんだ。
あの莉子が男の人に毒吐いてる…！！それも結構な毒を………！！って。
莉子は用心深いじゃないけど、家族とか親友って言えるような友達にしか毒なんか吐かないの。
この人は大丈夫って心の底から信じられる人だけ。
だから私も最初全然毒吐いてもらえなくて……ずーっと気持ち悪いぐらいニコニコしててるのよ、あの子。
それがここ3,4年ぐらいでやっと言ってくれるようになって。
それでも泉くんが言われてるのと比べたらまだレベル3くらいなんだけど……
正直ちょっとショックだったもんw
私の方が長いこと一緒にいるのに…姉なのに…って。
………どんだけ信じてるんだろうって思ったよ。
多分私が一生かけてもあんなこと言ってくれないだろうな、泉くんだからなんだろうなって悔しいけど思っちゃった。
心配しなくても莉子は泉くんのこと大好きだよ。
なんなら泉くんの好きより莉子の好きの方が重いと思う、まじで。」
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2023年4月11日 11時) (
レス) @page42 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 優しくないですよ笑笑お体大事にしてくださいね (2019年4月21日 22時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» え、やさし…(ｷｭﾝ)(これが恋…？)(黙れ)(すみませんでした) (2019年4月20日 23時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ずっっと待ってます！お疲れ様です。小説よりもお体を大切にしてくださいね(o・ω・o) (2019年4月20日 23時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます…！今までやれ大会だ、やれテストだ、でわたわたしてて更新できてませんでしたがもうすぐ更新しますので！どうか気長にお待ちください( >д<) (2019年4月20日 19時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1607 | 作成日時：2018年10月22日 8時
