振り向いて!33 ページ17
サミュール「ん……ぅ……ここは?」
ハイデ「あ、起きた!大丈夫?サミュールくん。」
ニコニコと笑顔を向けながらサミュールに近づく。
そんな様子のハイデにサミュールはいたたまれなくなりふと自分が寝ているベッドを見る。
サミュール「え…ここ医務室じゃ……ないですよね?」
ハイデ「うん!僕の部屋だよ?」
さも当然のように答える。
その時ガチャりとハイデの部屋の扉が開いた。
フロイド「クリオネちゃん大丈夫〜?…って……めぇ覚めてんじゃん。」
ハイデ「フロイドくん!そんな敵意むき出しにしないの。」
フロイド「チッ………まぁいいよぉ。」
サミュール「……あのハイデ先輩。……ごめんなさい。」
ぺこりとハイデに頭を下げる。
サミュール「私…自分勝手でした。貴方を傷つけてオーバーブロッドまでさせようとした。過去の事だって……人に聞いたことを鵜呑みに……」
そこまで言いかけた時ハイデがバット振り返る。
ハイデ「サミュールくんに僕の情報を言った人って誰だか覚えてる?」
サミュール「男の人ということ以外は……顔も隠れていたし。…」
ハイデ「じゃあどこであった?」
サミュール「えっと……なんかいきなり手紙が来て…どっかの洞窟に来いって。…手紙を持っていったら手紙と取られちゃって。………でも洞窟の中にはすっごい湖が広がってて寒かったことだけは覚えてます。」
ハイデ「…そこは……僕の故郷だよ。」
フロイド「クリオネちゃんはクリオネの人魚だもんねぇ。…でもそんなにやな事なの?」
ハイデ「うん……言いたくないし思い出したくもない。」
サミュール「………あともうひとつ。……その男が……ハイデ先輩に会いに来るって。近々ホリデーになりますし、そのタイミングでこちらに接触するのでは」
ハイデ「……アイツ…」
ぐっと唇を噛んでどうすべきか考える。
その時フロイドがとんでもないことを言う。
フロイド「え!オレらが会いに行けばいいんじゃね?……オレてんさーい!」
サミュール「バカなんですか。」
フロイド「絞めるぞ」
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作者名:ぽけと。 | 作成日時:2020年9月12日 18時