振り向いてくれたっていいじゃん！！！2 (ページ11)

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振り向いて！27 ページ11

2日目

ジェイド｢ハイデさん？｣

クラスにも学校にも来ていないハイデを心配してジェイドはコンコンとハイデの部屋の扉をノックする。

ハイデ｢ジェイド……くん？｣
そっとドアを開け顔を出す。

ジェイド｢良かった……何があったんです？｣
ハイデ｢……なんにも……ないよ。ただ具合が悪かった……だけで。｣

話を濁そうとするハイデにジェイドは不信感を覚え、演技をする。

ジェイド｢ッ……目にほこりが……ハイデさん…見てもらっても？｣
ハイデ｢え、あ……うん。｣
そっと目を見るハイデの肩をジェイドは掴む。

ジェイド｢貴方の力になりたいんです。『ショック・ザ・ハート』｣

ハイデ｢え……｣
ジェイド｢……貴方は昨日何があったんですか？｣

そうジェイドが聞くとハイデはぽつりぽつりと話し始める。

話の内容を聞くと、ジェイドは恐ろしく無表情になった。
ハイデはハッとする。

ハイデ｢ジェイド…くん？どうしたの？｣
ジェイド｢いえ………少しばかり｢仕事｣が増えただけです。……それはそうと…今日は僕と一緒にいませんか。｣

ハイデ｢え？でも｣
ジェイド｢以前カリムさんが一旦忘れて頂いて結構です。一緒に行きましょう。｣

そう言ってハイデの手を引っ張りクラスまで連れていてく。

教室に入ればハイデについてヒソヒソされる。

ハイデ｢………｣
ジェイド｢気にしないでください。僕がいますから。｣

一日中ジェイドに付き添ってもらいその日の放課後。

サミュール｢ジェイド先輩｣