振り向いてくれたっていいじゃん！！

振り向いて！4 ページ5

次の日、フロイドはジェイド、監督生と一緒に食堂に来ていた。

食堂に入ると真っ先目が入ったのはカリムと話すハイデだった。
監督生はハイデを見つけるとすぐさまハイデへと駆け寄る。

ユウ｢あ、あの！！ハイデ先輩！！｣
ハイデ｢ん？監督生ちゃん？どうしたの？｣
監督生は返事をするハイデを見て悶えそうになる衝動を抑え。
ばっと両手を広げた。
ユウ｢わ、私に抱きつきながらお姉ちゃんって言ってください！！｣

その場にいた全員が思っただろう。｢｢｢は？｣｣｣と、いや口に出したものだっていたはずだ、少なくともカリムは言った。

ハイデ｢？…いいよ｣
ユウ｢いいのぉ！！！？｣
ハイデ｢うん、じゃあやるよ？｣


ぎゅっ
ハイデ｢お姉ちゃん？｣
ユウ｢んああああ！！！！！大好きいいい！！！！｣

監督生のその行動に妬いたフロイドは監督生の後ろからひょこっと現れる。
フロイド｢もう！妬いちゃうんだけど、小エビちゃん｣

ハイデはフロイドを見た瞬間顔色が変わる。

ハイデ｢……監督生ちゃん、僕用事思い出したからまたね。｣
その変わりように監督生含め全員不思議に感じる。
ジェイド｢あの、ハイデさん？｣
ハイデ｢ん？どうしたの？ジェイドくん！｣
ジェイドと喋る時はニコニコと話すのにフロイドを見れば顔を顰めどこかへ行ってしまった。

フロイド｢………｣
ジェイド｢……あのハイデさん、フロイドだけにああいう態度とってるんですかね。…もしかしたらずっと続くかもしれませんね。｣

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